■健診を「受けるだけ」で終わらせていませんか?健診結果をもっと活用しよう
健診は、今の体の状態を知るだけでなく、自分の生活習慣を振り返る絶好の機会です。健診を受けた後は、結果をよく確認し、生活習慣の改善に取り組むことで、病気の予防に役立てましょう。
◇活用1:健診結果をよく見てみよう
「要精密」「要受診」という言葉がなければ、ほっと一安心して終わっていませんか。今は病気を発症していなくても、実は予備群ということも…
健診結果をよく確認すれば、体の異変に早く気付いて病気の発症を予防することができます。前回の結果と比べてみることも有効です。
例えば、糖尿病の可能性を示す血糖値(HbA1c)の数値を見てみると…
「要受診」という結果が出るのは6.5%以上の人だけですが、6.0〜6.4%の人は糖尿病予備群!今から生活習慣の見直しが必要です。
●〜健診プチ情報〜
浜松市は、県内でも男女ともに糖尿病予備群が多い地域です。健診結果を確認して、当てはまる人は対策をしましょう。
◇活用2:生活習慣を見直そう
食事や運動などの生活習慣を見直すことで、検査数値が改善する可能性があります。
ぜひ、生活習慣の改善に取り組みましょう。
なお、特定健診を受けた40〜74歳の人のうち、健診結果から生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善の必要性がある人は、生活習慣を見直すサポート(特定保健指導)が受けられますので、ぜひご利用ください。
●特定保健指導を受けた人の翌年度の健診結果(HbA1c)の変化
・改善49%
・悪化32%
・変化なし19%
およそ半数の人が改善!
(H29年度浜松市国民健康保険)
▼コロナ禍だからこそ、健康が大切!
新型コロナウイルス感染症の心配から受診を控える人もいますが、健康状態を知ることや生活習慣を見直すことは、感染症対策にもつながります。積極的に受診しましょう。
特定健診や特定保健指導は、加入している医療保険者が実施します。
問合せ:
浜松市国民健康保険・浜松市後期高齢者医療保険に加入している人→国保年金課【電話】457-2638
上記以外の人→ご加入の医療保険者(健保組合、協会けんぽなど)へ
問合せ:国保年金課
【電話】457-2638
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