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市長コラム

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静岡県浜松市

■地域活性化!「フィルムコミッション」
最近浜松のことが、よくテレビ番組で放送されると感じませんか?
先日は、「バナナマンのせっかくグルメ」というTBSの人気番組に、2週連続で浜松の「食」が取り上げられました。2週連続で一つの地域が取り上げられるのは異例の扱いだそうです。また1月には、NHKの人気番組「ブラタモリ」で、やはり2週連続にわたり、浜松の「うなぎ」と「楽器」が放送されました。
映画のロケも増えています。8月には、「弱虫ペダル」という人気アニメの実写版映画が上映されましたが、多くのロケが浜松で行われました。
このようにテレビ番組で取り上げられたり、映画の撮影で使われたりするのは、テレビ局や制作会社の意向もありますが、最近では、自分の地域を売り込み、誘致につなげる活動が、大きな役割を果たしています。撮影誘致や撮影支援を行う機関を「フィルムコミッション」と言いますが、地域の活性化に大きく寄与するため、地方自治体が主体となって、多くの地域で組織化されています。浜松市でも、「観光・シティプロモーション課」の中に「フィルムコミッション推進室」という部署を設置しています。
一見華やかに感じるフィルムコミッションですが、実際の活動は大変です。ロケ地の紹介に始まり、撮影の許可申請、関係機関警察などや地元との調整、制作スタッフのための宿泊、弁当、機材などの手配、撮影に欠かせないエキストラの確保、撮影現場でのトラブル解決まで、ありとあらゆる役割を果たします。逆に言えば、フィルムコミッションが、かゆいところに手が届くような手厚い支援を行えば、映像・映画制作の世界で、頼りになる存在として評判を呼び、多くの番組やロケ地に選ばれることになります。
元々浜松は、国土縮図型都市と称されるように、山、海、湖、川など、あらゆる自然に恵まれている上、都会から中山間地域まで、多彩な地域特性を有しています。さらに東京からのアクセスが良いということも手伝い、ロケ地にはもってこいの場所です。加えて、市の担当職員が大変頑張っているので、浜松の評判は急上昇中です。やはり最後は「人」です。
その努力は実績となって現れており、昨年の撮影支援件数は、前年度比24件増の206件で、過去最高となりました。数だけでなく、冒頭ご紹介したように、人気テレビ番組で特集されたり、大型映画作品のロケ地に選ばれるなど、中身も充実しています。
私は、地方創生を、「地域の資源や特性を活かし、知恵を出し汗もかいて、自ら地域を元気にすること」と定義していますが、浜松フィルムコミッションの活動は、まさにこの定義にピッタリです。
広告換算すれば、何十億円、何百億円にも匹敵するフィルムコミッションの活動に、今後も力を入れてまいります。

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