3年の工事期間を経て、これまでの病棟の南側の敷地に新しい病棟が完成しました。
1月4日(木)から新病棟での外来診療が始まります。
新病棟完成および、医療センター開設50周年を迎え、喜びとともに身が引き締まる思いです。
患者さんの一番身近にいる看護職員は、一人一人のニーズにお応えし、健康な生活の実現に貢献できるように支援させていただきます。
副院長兼看護部長:杉山由香
以前は駐車場だった南側の敷地に建つ、7階建ての新病棟。4階には大きなテラスがあり、開放的な空間が広がります。医師や看護師など病院関係者が作成に協力した遠州綿紬(めんつむぎ)のファブリックパネルが吹き抜け空間の壁を飾り、患者さんを温かく迎えます。小児病棟には、浜松市出身のアーティストによる壁面アートが描かれています。
■院長から
◇これまでも、これからも。地域の皆さまの健康を守るために
医療センターは1973(昭和48)年に浜松市の市制施行60周年記念事業の一環で県西部浜松医療センターとして開設され、2023(令和55)年に開設)50周年を迎えることができました。この記念すべき節目に新病棟が完成しました。
新病棟はハイブリッド手術室※、ハイブリッドER※、世界最高クラスの高精度放射線治療装置、充実した救急医療室とヘリポートを擁する420床であり、これから改修予定の3号館との間は連絡通路で結ばれています。まさに当センターに課せられている高度急性期医療、救急医療、小児・周産期医療、がん診療、アレルギー疾患、感染症医療、災害医療を遂行するための設備が整っています。当センターはこれからも安全・安心な医療を地域の皆さまに提供すべく職員一丸となって努力してまいりたいと思います。
関係の皆さまの変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
※診断と治療を同時並行で行う手術室
院長:海野直樹
■新病棟をのぞいてみよう!
明るい雰囲気のエントランスで出迎えるとともに、個室を増やすなど療養環境を向上させています。手術室に診断と治療を同時並行で行う高度なシステムを備えるなど、救急体制を強化しています。また、ヘリポートを備えて災害医療へも対応しています。
1973(昭和48)年に開設し、50周年を迎えた医療センター。地域の中核病院として、救急医療やがん医療、感染症対応などを行ってきました。また、災害時の拠点病院として医療救護活動も行っています。開設当初から使用している病棟(1、2号館)は築後50年が経ち、建物や設備が老朽化してきたこと、また時代に合った医療に対応していくため、新病棟の建設と旧病棟の改修を含む病院全体の再整備を進めています。新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大が起こったことを受けて、再整備後の施設では感染症への対応を強化しています。
今後は、3号館の改修と1、2号館の解体、駐車場の整備を行います。全ての工事の完了は、2028(令和10)年ごろになる予定です。
これからも関係機関と連携をとりながら、地域住民の命と健康を守る最後の砦としての役割を担っていきます。
■アクセス
中央区富塚町328
【電話】453-7111
・障がい者・思いやり駐車場は新病棟に隣接する平面駐車場に合計40台分あり
【HP】「浜松医療センター」で検索
https://www.hmedc.or.jp
◎このページに関するお問い合わせは、病院管理課(【電話】451-2772)へ
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