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徳川家康公ゆかりの地・浜松応援隊家ジョが行ってみた!第2回

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静岡県浜松市

■家康公ゆかりの地旧庄屋が地域の交流拠点に
今回家ジョの2人が訪れたのは、東区の旧鈴木家屋敷跡地(万斛(まんごく)庄屋公園)です。
・今回訪れた場所:旧鈴木家屋敷跡地
東区中郡町980
(遠州鉄道「西ヶ崎」駅から南東へ徒歩およそ5分。36台分の駐車場あり)

◇室町時代から続く名家だった鈴木家
鈴木家は室町時代から続く名家で、万斛村(まんごくむら/現在の東区中郡町)に屋敷を構え、徳川家康公の時代には古独札(こどくれい)庄屋として家康公に単独で拝謁(はいえつ)できる家格(かかく)を持っていました。徳川家康公が側室阿茶(あちゃ)の局(つぼね)を預けたという伝承が残っていることからも、有力な庄屋であったことが分かります。
・庄屋は現在の村長のようなもので、領主から任命を受け、一つの村の管理運営を任されていたみたいだよ。
・浜松藩内にはおよそ50家の有力庄屋があったようだけど、その中でも特別な地位を与えられていたのが鈴木家だったんだね。

◇地域の人の思いが歴史をつなぐ
およそ一万四千平方メートルの広大な旧鈴木家屋敷跡地には8棟の建屋がありますが、大半が明治期以降に建てられたもので、老朽化が進んでいたため、当初撤去も検討していました。しかし地元住民や地域のNPO法人などから存続を求める声があがり、市は母屋、離れ屋、弓道場を改修、再生して活用する事業者を公募しました。
現在、公募によって選ばれた地元事業者により、母屋と離れ屋はレストランに、弓道場は交流スペースに整備され、地域の交流拠点になっています。
・これからも地域にまつわる伝承をみんなで語り継ぎ、この場所が地域の人たちの居場所になってほしいです

問合せ:NPO法人旧鈴木家跡地活用保存会
【電話】434-1877(村木)
https://www.mangoku-park.com/

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