■第9回　子宮頸(けい)がんを予防しよう!
子宮頸がんは、若い世代(20〜40歳代)の女性が発症するがんの中で多くを占めるがんです。日本では毎年およそ2,900人の女性が子宮頸がんで亡くなっています。
がんの治療で妊娠できなくなってしまう人も1年間におよそ1,000人います。子宮頸がんを予防するために、HPVワクチンの接種を考えてみませんか?
▽子宮頸がんは予防できるの?
子宮頸がんの主な原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染です。HPVはありふれたウイルスで、性的接触があれば、男女問わず誰でも感染する可能性があります。HPVの感染を防ぐのが、HPVワクチンです。
▽私は接種できるの?
(1)小学校6年生から高校1年生相当の女性
(2)平成9年度〜18年度生まれの女性
は無料(公費)で接種できます。((2)の対象者は令和7年3月31日まで)
▽どこで接種できるの?
婦人科や内科、小児科(市内の委託医療機関)で接種することができます。
接種の際は母子健康手帳と本人確認書類を持参してください。
委託医療機関はホームページで確認できます
【HP】「ぴっぴ　HPV委託医療機関」で検索
https://www.hamamatsu-pippi.net/shiritai/kenshin_yobo/yobo/itaku_yobou/hpv/

◆HPVワクチンの種類と予防できる範囲
HPVの「型」は200種類以上あります。HPVの感染を予防するHPVワクチンは3種類あり、ワクチンの種類によって、予防できるHPVの範囲が違います。
○2価ワクチン
子宮頸がんの原因の60〜70%を予防
・16型
・18型
○4価ワクチン
尖圭(せんけい)コンジローマも予防
・6型
・11型
○9価ワクチン
子宮頸がんの原因の80〜90%を予防
・31型
・33型
・45型
・52型
・58型
○HPV
子宮頸がんの患者の90%以上でHPVが見つかっています。

◎HPVワクチンについてもっと知りたい方はこちら
【HP】「厚生労働省HPV」で検索
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html

問合せ：健康増進課
【電話】453-6119