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■棚田の秋(天竜区大栗安)
天竜区の熊地域にある大栗安の棚田では、黄金色に稲が実った田んぼから順番に、1カ月ほどかけて稲刈りが行われます。その後、全ての稲をハザ掛けして天日で乾燥させます。
大栗安のハザ掛けの特徴は、垂直に5段ほど積むことだそうです。垂直に積むのは、場所が限られる棚田で効率よく干すための工夫ですが、干す際は、地域の人たちが稲を手渡ししながら協力して作業する必要があります。
棚田と茶畑の間に民家が点在する大栗安では、暮らしと自然が一体となった里山の風景を見ることができます。
熊では、月3〜4回の頻度でノルディック・ウォークが開催されています(主催:NPO法人夢未来くんま健康長寿の邑(むら)くんま)。今月号の特集を読んで、歩いてみたいと思った人は、ノルディック・ウォークに参加してみてはいかがでしょうか。大栗安の棚田のほか、森林や滝、遺跡などをめぐる9つのコースが設定されています。
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