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浜松国際ピアノコンクールの魅力と浜松国際ピアノ・フェスティバル2021(2)

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静岡県浜松市

■浜松国際ピアノ・フェスティバル2021
期間:11月7日(日)〜28日(日)
会場:アクトシティ浜松
中止となってしまった「第11回浜松国際ピアノコンクール」予備予選には、過去最多の申し込みがありました。多くの若手ピアニストや市民の皆さんから寄せられるコンクールに対する期待に応え、演奏機会の提供を続けるため、ピアノコンクールの代替イベント「浜松国際ピアノ・フェスティバル2021」を開催します。コンクールさながらの熱気あふれる演奏をお楽しみください。

◇第1週
▼11/7(日):オープニング
ジャン・チャクムル ピアノ・リサイタル
オープニングを飾るのは、2018年第10回浜松コンクールの覇者、ジャン・チャクムル。3年の時を経て、再びあの感動がよみがえる!
〇出演者からのメッセージ
今回、このような状況下で浜松に戻って来られることに、とても感慨深いものがあります。このコンクールで出会った大切な友人たちとの思い出がたくさんある浜松は、いつも私を歓迎してくれる唯一無二の場所です。浜コンは、コンサートアーティストとしての生活を築く機会を与えてくれただけでなく、私のピアニストとしての可能性を広げ、さらには浜松というホームを与えてくれました。
第10回第1位 ジャン・チャクムルさん

◇第2週
▼11/13(土):若き巨匠
佐藤卓史(さとうたかし)×阪田知樹(さかたともき)ジョイント・リサイタル
多数の国際コンクールで上位入賞を果たし、室内楽奏者としても高い評価を得ている佐藤卓史と、2021年エリザベート王妃国際音楽コンクール第4位からさらなる飛躍を遂げる阪田知樹の2人による見逃せない共演!
〇出演者からのメッセージ
2012年の浜コンは、参加者同士の交流はもちろん、地元のお客さまから声を掛けていただいたり、恩師や旧友に再会したり、かけがえのない2週間でした。今回、再びアクトシティの舞台に立つにあたり、コンクールのプログラムにはあえて入れなかった、一番好きな作曲家シューベルトの作品をたっぷり60分演奏することにしました。今や世界の第一線で活躍中の天才阪田知樹君と、久々にご一緒できることもとても楽しみです。
第8回第3位 佐藤卓史さん

▼11/14(日):審査委員長が奏でる名器
小川典子(おがわのりこ)playsサティonエラール
第10・11回、そして2024年第12回浜松コンクールも審査委員長を務めることが決定した小川典子。浜松市楽器博物館所蔵の1874年製エラールピアノで、サティの名曲を当時の響きで奏でます!
〇出演者からのメッセージ
世界に誇る浜松市楽器博物館所蔵のエラールピアノで、エリック・サティのプログラムによる演奏会をお楽しみいただきます。型破りで奇抜な作風で知られるサティは、映画音楽、BGM、宗教音楽の再認識、ナンセンスや皮肉を取り入れたストーリーなど、現代に伝わる世界観を生み出しました。
クスっと笑いを誘うサティの魅力。多くの芸術家に影響を与えた斬新な作品の数々を、フランス製エラールの華麗な響きにのせてお届けします。
審査委員長 小川典子さん

◇第3週
▼11/20(土):日本人最高位者
上原彩子(うえはらあやこ)ピアノ・リサイタル
2022年にデビュー20周年を迎える上原彩子。世界的ピアニストとして不動の地位を確立している彼女の演奏にご期待ください!
〇出演者からのメッセージ
今回のプログラムは、ロマン派全盛期の、生まれた年も大変近い3人の作曲家を聴いていただきます。ロマン派の作品は、心の内側を音楽の枠組みの中で表現していきますが、時々、その枠を越えたり、その枠をこちらに引き寄せたりしながら進みます。そのやり方は、作曲家によって千差万別で、並べて聴いていただくと、その違いもよく感じていただけるのではないかと思います。
第4回第2位 上原彩子さん

▼11/21(日):至高の室内楽
海老彰子(えびあきこ)×實川風(じつかわかおる)〜ピアノ四重奏〜
第8・9回の浜松コンクール審査委員長で、主要国際コンクールの審査員を歴任している海老彰子。2015年ロン=ティボー=クレスパン国際コンクール第3位入賞の實川風。室内楽奏者は日本を代表するメンバーで構成し、ぜいたくな室内楽をお届けします!
〇出演者からのメッセージ
鍵盤楽器であり、同時に打楽器でもある「ピアノ」では表現できないこと…。弦楽器は、音を出してからその音を大きく膨らませてゆくという、まるで歌うような節回しが可能な楽器です。
ピアニストにとって、弦楽器との共演は音楽性を深めるのに計り知れない大きな効果があります。卓越した弦楽器奏者の皆さんとの共演を心から楽しみにしています。
前審査委員長 海老彰子さん

◇第4週
▼11/25(木)・26(金)・27(土):あなたが審査員
第11回浜松国際ピアノコンクール応募者によるリサイタル
第11回浜松コンクールへ応募した日本人ピアニストたちが、コンクール会場の中ホールで熱演を披露します!
※出演者や曲目は決まり次第、浜松国際ピアノコンクールの公式ホームページに掲載
▼11/28(日):フィナーレ
牛田智大(うしだともはる)×髙木竜馬(たかぎりょうま)×小井土文哉(こいどふみや)〜コンチェルトの饗宴(きょうえん)〜
フィナーレを飾るのは、若手ピアニストによるコンチェルトの饗宴。独自の世界を確立している牛田智大。2018年グリーグ国際ピアノコンクール覇者の髙木竜馬。2018年日本音楽コンクール覇者の小井土文哉。コンクール本選さながらの興奮・感動をお聴き逃しなく!
〇出演者からのメッセージ
ショパンのピアノ協奏曲第2番は12歳の時に参加した浜松国際ピアノアカデミーの本選で演奏した作品です。ショパンの音楽には繊細で高貴な紳士として、また感情の起伏が激しい革命家としての矛盾した2つの面があります。
若い頃に書かれたこの作品では特にその振り幅が大きく現れているので、共感とともにお聴きいただけたらうれしいです。
第10回第2位 牛田智大さん

◎最新の情報は、浜松国際ピアノコンクール公式ホームページでご確認ください。
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