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ごみの現状とごみ減量の必要性【家庭ごみ有料化の検討状況】・2

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静岡県浜松市

◆家庭ごみ有料化の検討について
ごみ問題は、私たちにとって最も身近な環境問題です。
ごみ減量のための施策の一つとして、家庭ごみ有料化一つとして、家庭ごみ有料化浜松市環境審議会ごみ減量推進部会(以下、「ごみ減量推進部会」。)で、具体的な検討が行われています。
家庭ごみ有料化とは、各家庭から出るごみの量に応じて、ごみ処理費用の一部を手数料として市民の皆さんに負担してもらう仕組みです。
既に家庭ごみの有料化を実施している多くの自治体では、指定ごみ袋に手数料を含めて販売する方式がとられています。
有料化を導入することで、市民の皆さんにごみに対して、より関心を持ってもらうきっかけとなり、さらにごみと資源物の分別を行うことにより、ごみの減量につながることが期待されます。
ごみ減量推進部会での家庭ごみ有料化の審議結果は、可否を含めて今年10月に公表される予定です。この結果を受けて、浜松市では実施の可否を判断します。

◆ごみ有料化Q and A
Q. 現在も市の指定ごみ袋を買っているけど、有料化とは違うの?
家庭ごみの有料化とは、ごみ袋の価格にごみ処理費用の一部を含め、出したごみの量に応じてごみ処理手数料を負担していただくことです。
現在の指定ごみ袋の価格には、ごみ処理費用の一部は含まれていません。よって現在、浜松市では「家庭ごみの有料化」を行っていません。

▽家庭ごみ有料化のイメージ(45ℓごみ袋の場合)
■現在のごみ袋
・袋製造費
・流通経費

・製造・販売業者の収入
製造者:各事業者1枚10円※
※現在の平均販売価格(浜松市調べ)

■有料化した場合のごみ袋
・袋製造費
・流通経費
・ごみ処理費用の一部

・ごみ処理手数料

・各市区町村へ納入
製造者:各市区町村1枚45円※
※手数料を1ℓ=1円と想定した場合の販売価格

Q. 他都市の有料化の実施状況は?
古くは昭和30年代から有料化の導入が始まり、現在では全国の3分の2以上の自治体が実施しています。
政令指定都市では4月現在、20都市中9都市が実施しており、静岡県内では、35市町中18市町が実施しています。

Q. 有料化するとごみの量は減るの?
有料化を導入した政令指定都市では、6%から35%程度のごみの減量効果が表れています。ごみ処理手数料の金額が高いほど減量効果が高いという結果が出ています。

Q. 家庭から出る全てのごみが有料化の対象なの?
有料化実施自治体では、主に「もえるごみ」と「もえないごみ」が対象です。ごみ減量推進部会でも、仮に有料化を導入した場合の対象として、焼却・埋め立てをしている「もえるごみ」と「もえないごみ」が議論されています。

Q. 全国的にはごみ処理手数料はいくらなの?
ごみ1ℓあたりのごみ処理手数料は、全国的にはおおむね0.8円から2円程度です。政令指定都市の平均手数料は、およそ1円です。

Q. 有料化すると、負担額はいくらになるの?
仮に、ごみ処理手数料を政令指定都市平均の1円とした場合、浜松市で最も使用枚数が多い45ℓ用ごみ袋は1枚45円となります。月間のごみ袋購入額の試算は次のとおりです。

▽ごみ処理手数料を1ℓ=1円とした場合の月額負担想定額(45ℓごみ袋)

・もえるごみのみを考慮して試算したもの
・各世帯人数ごとの使用枚数は「ごみ減量・資源化に関するアンケート」(平成30年浜松市実施)による
◎現段階では、有料化の導入は決まっていません。

Q. 今までごみを減らす取り組みはしてこなかったの?
古くは昭和55年度からの「ごみ10パーセント減量運動」、近年では平成23年度からの「ごみ減量アクションプラン」、平成30年度からの「ごみ減量天下取り大作戦」など、市民の皆さんとさまざまなごみ減量の取り組みを行ってきました。併せて資源物の拠点回収や市民の皆さんへの啓発活動も実施しています。

◆【コラム】家庭でできるごみ減量のコツ
家庭から出るもえるごみのうち、35%が生ごみで、30%が紙類です。プラスチック製容器包装などの分別に加えて、食べ残しをなくすなどの生ごみの減量(食品ロスの削減)や、紙箱、トイレットペーパーの芯などの雑がみや新聞紙などの紙類を資源物として分別しリサイクルすることで、もえるごみの量を減らすことができます。

▽市内の家庭から出るもえるごみの内訳
生ごみと紙類が半分以上を占める

平成30年度ごみ質分析結果より(浜松市調べ)

◆意見を募集しています!
この特集を読んだ皆さんの意見をお寄せください。今後のごみ減量施策やごみ減量推進部会での議論の参考にさせていただきます。
・この特集を読んだ感想
・家庭ごみ有料化についての意見
・家庭ごみが減らない原因として感じていること
・ごみの減量について家庭で工夫していることや新しいアイデアなど
▽ホームページのフォーム、メール、ファクス、郵送のいずれかで意見をお寄せください。
【募集期間:7月9日(金)まで】
【市HP】「家庭ごみ有料化」で検索
【E-mail】gomigen@city.hamamatsu.shizuoka.jp
【FAX】050-3737-2282
〒432-8023中区鴨江三丁目1-10環境部ごみ減量推進課あて

◆浜松市環境審議会ごみ減量推進部会の議事録
〇環境審議会
環境基本法に基づき、市の環境の保全および創造に関する基本的事項について、調査審議するため設置された組織。現在、審議会の中に「ごみ減量推進部会」を設置し、家庭ごみ有料化などの審議を行っている。

◎この特集に対するお問い合わせは、ごみ減量推進課(【電話】453-0026)へお寄せください。有料化に関する意見は広報紙7ページに記載の方法で募集しています。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

       

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