「浜松パワーフード」とは、浜松・浜名湖地域で生産、漁獲され「農林水産業に携わる人の思い」や「恵まれた自然環境」を感じることができる旬の食材のことです。浜松・浜名湖地域で生産、漁獲される食材は、農産物がおよそ170品目、水産物はおよそ150品目にものぼります。家庭で食事をする機会が増えている今こそ、食材選びやメニューにこだわって、食からパワーをもらいませんか。
■豊かな自然がもたらす農水産物
浜松・浜名湖地域は日照時間が長く温暖で、浜名湖、遠州灘、天竜川といった豊かな水資源や、三方原台地の赤土、水はけがよい傾斜地、広大な森林など多彩な地形と土質に恵まれています。こうした環境は、漁業や多様な農作物の生産に適しており、古くから豊かな農水産物が人々の暮らしを支えてきました。
■「浜松パワーフード」と呼ぶ理由
17年間浜松で過ごし、後に天下人となった徳川家康公の躍進を支えたのも、浜名湖の魚介類をはじめとするこの地域の豊かな食であったといわれています。また、浜松市は「大都市の健康寿命」で2010年、2013年、2016年の3期にわたり第1位を獲得しています。身近なところで質の良い食材を手に入れられることが、健康長寿の一因かもしれません。
浜松・浜名湖地域産の農水産物は、今も昔も私たちの元気と健康の源となる「パワーフード」なのです。
■浜松パワーフードは健康にも環境にも良い!
〝旬〟の食材「浜松パワーフード」は、その時期に私たちの体が必要とする栄養素を多く含んでいます。特に、取れたての食材は、栄養価が一番高いといわれています。浜松パワーフードを食べることで、栄養をたくさん取ることができ、健康につながることが魅力の1つです。
また、浜松パワーフードを食べることは「地産地消」であり、生産者や加工業者など、地元の産業を応援することにつながります。さらに、輸送によるコストが抑えられ、二酸化炭素排出量も削減できるため、環境にやさしい消費行動にもなります。
・茶
旬:5月
山間地と平地で異なる味わいが楽しめる
・アユ
旬:7月〜8月
天竜川、阿多古川などの清流に住む
・タマネギ
旬:1月〜5月
砂地で育つ。「新タマネギ」の出荷は日本一早い
・ウナギ
旬:4月〜12月
浜松はウナギ養殖発祥の地
・ノコギリガザミ(ドウマン)
旬:4月〜11月
濃厚な味で高価。胴が丸いことから別名ドウマン
・チンゲンサイ
旬:通年
ビタミンや鉄分など栄養豊富
・セルリー
旬:11月〜5月
長野県と並ぶ2大産地
・シイタケ
旬:秋〜春
山間地で栽培
・温州(ウンシュウ)ミカン
旬:11月〜3月
水はけの良い急傾斜地が生産に適する
・カキ
旬:10月〜4月
冬場のカキの水揚げは浜名湖の風物詩
・スズキ
旬:6月〜8月
出世魚で、セイゴ→マダカ→スズキと呼ぶ
・バレイショ
旬:5月〜7月
三方原台地の赤土で育つ
◆テークアウトやデリバリーを利用して飲食店を応援しよう
市では、「浜松パワーフード弁当応援プロジェクト」を立ち上げました。新型コロナウイルスにより飲食店は経営が厳しい状況にあります。職場や家庭での食事にテークアウトやデリバリーを積極的に利用して、この困難をみんなで乗り越えていきましょう。
▽浜松飲食店応援サイトではテークアウトやデリバリーの情報を掲載しています
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