■第2回:モッタイナイだけでは済まされない食品ロス問題
世界で9人に1人が栄養不足の状態にある中、日本では、食品ロス(本来食べられたはずなのに捨てられた食品)が年間643万トン発生しています。これは1人1日当たりお茶わん1杯分にもなり、「モッタイナイ」だけでは済まされない問題です。
SDGsでは2030年までに「食糧廃棄を半減させる」という目標が掲げられており、世界全体で食品ロス削減に取り組む必要があります。また、ごみを減らすことによる環境保全も目標の1つになっています。
それでは普段の生活で私たちは何ができるでしょうか。
私たち1人1人が「モッタイナイ」を意識して、まず、買い過ぎないこと。空腹時は、買い過ぎてしまう傾向があるので注意しましょう。もちろん、おいしく食べ切ることが大切です。
食材や料理が残った時には、エコレシピに挑戦してみましょう。昨年、市ではエコレシピコンテストを行いました。そのレシピ集を市ホームページで紹介しています。
これから歓送迎会のシーズンを迎えます。宴席での食品ロスは、ランチなどの5倍にもなるというデータがあります。そこで、最初の30分間は出来たての料理を楽しむ味わいタイム、お開き前の10分間はもう一度料理を楽しむ食べ切りタイムをつくる30・10(サンマルイチマル)運動に取り組んでみましょう。
さまざまな生活の場面で「モッタイナイ」を意識し実践することで、地球にもお財布にも優しい生活をしてみませんか。
問合せ:ごみ減量推進課
【電話】453-6192
【市HP】「エコレシピ」で検索
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