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特集 動物と人が幸せに暮らすために(2)

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静岡県浜松市

◆野良猫を減らすための「地域猫活動」
ゴミを荒らす、庭に入ってきてふんや尿をする、車に傷をつける、どんどん増えている…、など野良猫に関する市への相談や苦情が年々増加しています。
野良猫は、飼い主から捨てられたり逃げたりした猫やその子孫たちです。「かわいそうだから」「かわいいから」という理由で野良猫に餌だけを与えると、近隣へのふん尿被害や、さらなる野良猫の繁殖につながってしまいます。
猫は法律で愛護動物とされており、みだりに殺したり傷つけたりすることは禁じられていることから、野良猫の数を減らしていくためには、長期的に取り組んでいくことが大切です。
飼い主のいない特定の猫を、地域の理解と協力を得て飼育管理する「地域猫活動」という取り組みがあります。これ以上増えないよう不妊手術を行い、一代限りの生を全うさせます。適正な餌やりや猫用トイレの設置により周辺の生活環境の悪化を防ぐ効果もあります。今回、実際に活動を行っている地域を取材しました(本紙左ページに掲載)。
市では、野良猫対策の支援として市民と参加動物病院、市が協働して手術代を負担する「野良猫不妊手術事業」を行っています。4月からは、市民の負担額が6000円から4000円に減額されています。希望する場合は、動物愛護教育センターに問い合わせてください。

◇check・2
野良猫不妊手術事業を利用するときの流れ
(1)地域の野良猫を把握
(2)動物愛護教育センターに相談
(3)申請書類の作成
(4)参加動物病院に連絡
(5)捕獲、手術、耳カット
(6)猫を元の場所に戻す

詳細

https://www.hama-aikyou.jp/information/chiikineko/

◇「さくら耳」は地域猫のしるし
手術をした猫は目印として耳先を少しカットしています。その形から「さくら耳」と呼ばれています。まちなかでこのような猫たちを見つけたときは、そっと見守ってあげてくださいね。

◇野良猫に困っている人へ
下記で相談を受け付けています。
動物愛護教育センター(中央区[三方原地区を除く])【電話】487-1616
保健所浜北支所(中央区[三方原地区のみ]・浜名区・天竜区)【電話】585-1398

■獣医さんから
野良猫不妊手術事業で毎年100件以上の手術をしている獣医師(島村動物病院長島村博夫さん)に話を聞きました。

▽浜松市の野良猫の現状
以前は、公園やまちなかなどに野良猫が多くいて、子猫が捨てられたり、保健所に多くの子猫が引き取られたりしていました。しかし、20年ほど前から市が行う野良猫不妊手術事業や、動物ボランティアさんの活動でこのような子猫が減ってきたように感じています。

▽どんな思いで野良猫不妊手術事業に参加していますか?
地域には野良猫被害で困っている人がたくさんいます。また、「猫がかわいそうで餌をあげたら居着いた」「近所に猫がたくさんいるけど増えたら困る」など、野良猫が増えることを心配する人もいます。これらの人々の中には、対処方法が分からなかったり、手術費用で悩んでいたりする場合もあることから、野良猫と共生できる方法を一緒に考えたいという思いで事業に参加しています。

▽市民に伝えたいこと
野良猫の不妊手術、適切な餌やりで野良猫を減らすことができます。猫が減れば、猫による被害も必ず減ります。飼い猫のように長くは生きられませんが※野良猫の命も大切な生命です。一緒に見守りませんか。

※野良猫の寿命は4〜5年ほどだといわれています

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

       

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