■座談会◎中山間地域のこれから
中山間地域で生活する4人が集まり、地域の魅力や10年後の未来、そして「今取り組みたいこと」について語り合いました。
「やまくんの妹やま!よろしくやま!」
質問者 やまちゃん
▽笹野良太(ささのりょうた)さん
天竜区佐久間町川合
Uターンし、伝統芸能「川合花の舞」の継承に努める。
▽小野歩実(おのあゆみ)さん
天竜区二俣町鹿島
常葉大学在学中。高校時代から地域貢献活動に取り組む。
▽竹嶋佑月(たけしまゆづき)さん
浜名区引佐町兎荷(とっか)
1年前に移住。古民家を改装し、米粉パン教室の開業準備中。
▽新出倫也(にいでともや)さん
天竜区春野町領家
生まれも育ちも天竜区春野町。地元で鍼灸接骨院を営む。
◆皆さんが暮らす地域の魅力や自慢できるところを教えて!
◇笹野 佐久間の自慢はやっぱり「佐久間ダム」!見たことがない人はぜひ見てほしいです。そのスケールに圧倒されること間違いなしです。
◇新出 佐久間ダムは圧巻ですよね。春野は、はるの産業まつりなど地域のイベントが盛んなことが自慢です。地域外からも毎年たくさんの人が来てくれます。自然薯(じねんじょ)やシイタケ、ワサビなどの特産品もおいしいですよ。
◇小野 私の推しは「郷土食」です。天竜高校時代、有志で地域活性化に取り組む「天竜ラボ」の活動で五平餅の魅力に触れました。地域ごとに味が少しずつ違っていて面白いんです。そういう昔ながらの「郷土食」が今も地域に根付いていることが魅力だと思います。
◇竹嶋 引佐に移住してきて一番感じるのは「人が穏やか」ということです。お二人が言うような食の豊かさや温暖な気候などの「環境」も、心穏やかな人を育てているのだと思います。
◆10年後、皆さんが暮らす地域はどういう姿であってほしい?
◇竹嶋 子供たちの声が聞こえる地域であってほしいです。地域の人と接する中で、「子供が減った」という声をよく聞きます。子供たちの元気な声は明るい未来そのもの。若い世代や子供たちが集まるにぎやかな場所であってほしいですね。
◇笹野 本当にそうですね。佐久間中学校の昨年度の卒業生は4人でした。部活動の存続も難しいほど少子化が進んでいます。ただ、この状況を悲観するのではなく、今ある生活やコミュニティを僕たち世代が守っていき、10年後もみんなで安心して暮らせる地域づくりをしていきたいです。
◇新出 確かに、今あるものが失われないように守っていくことも重要なのかもしれませんね。
◇小野 私は生まれ育った自然豊かな天竜が好きなので、10年後も、住んでいる人が「ここが好きだ」と誇りを持てる地域であってほしいです。美しい山や川がこれから先も手入れされ、守られていることが理想です。
◆理想の未来に向けて、皆さんが「今取り組みたいこと」は?
◇竹嶋 新しいお店ができると地域が明るくなる気がします。だから私は、米粉パン教室のような小さなにぎわいの拠点を増やしていきたいです。そうやって「引佐は元気だよ」と発信を続けることが大事だと思っています。
◇小野 「自分自身がここに居続けること」ですね。自分が住んで、「天竜の今はこんな感じ」とリアルな情報を伝えていけたらと思います。また、大学生と地域が関わる機会が少ないと感じるので、大学生を巻き込めるようなきっかけを作りたいです。
◇笹野 若い世代が地域と関わってくれるとすごく助かります。僕は物心ついた時から、伝統芸能「川合花の舞」に携わっていますが、継承が課題です。集落や町内の人だけでは維持が難しい。だから小野さんが言うような大学生や外部の人も巻き込んでいきたいんです。僕はそのための広告塔になれればと思っています。
◇新出 笹野さんのように外から人を呼ぶことに加えて、僕は「中から人が出て行かない」ための土台作りもしたいです。若い世代が集まり、地域の魅力を再発見できるようなイベントを企画できたらと思っています。
■information
◇中山間地域の愛称についてオンライン投票をお願いします!
浜松市の中山間地域について、愛称を募集しました。
多数の応募の中から、下記5つの候補を選定しましたので、浜松市の中山間地域のイメージに合い、親しみやすさにつながる愛称を1つ選んで投票をお願いします!
候補:
・いなてん
・オクハマ
・サトハマ
・はまさと
・はまのもり
投票できる人:浜松市民
投票期限:1月20日(火)
投票方法:応募フォームから
https://logoform.jp/form/Savd/1323796
「1人1票よろしくやま!」
◇2026まちむら交流フォーラム
浜松市の都市部と中山間地域の皆さんが交流し、「まちとむら」がみんなで一緒になって、中山間地域の課題や可能性について考える場として開催します。
日時:2月22日(日)13:00〜16:00
場所:龍山森林文化会館(天竜区龍山町瀬尻)
申込:市ホームページ応募フォームまたは電話・Eメールで中山間地域振興課へ(2月18日(水)正午締切)
定員:200人
登壇:浜松市中山間地域振興アドバイザー
法政大学現代福祉学部
図司(ずし)直也 教授 他
【市HP】「まちむら交流フォーラム」で検索
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/chusankan/event/machimura-rireisyon.html
◎この特集に関するお問い合わせは、中山間地域振興課(【電話】922-0200)へ
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