■新年を迎えて
浜松市長 中野祐介
皆様には、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、「大阪・関西万博」が開催され、2500万人を超える来場者でにぎわいました。このように多くの皆様が訪れた万博で、静岡県ブースへの出展や「音楽の都・浜松」コンサートの開催などを通じ、浜松市の魅力やポテンシャルの高さを発信できたことは、浜松市への誘客や興味・関心の高まりにつながったと考えています。
また、昨年は天竜川・浜名湖地域の12市町村が合併して20年を迎える節目の年でもありました。7月の合併20周年記念式典を皮切りにさまざまなイベントが開催され、11月にはメインイベントとして、「わがまちHAMAMATSU 20祭(さい)」を行い、市内外の皆様に本市の魅力を再認識していただく機会となりました。
私はこれまでに、全国各地での勤務を経験し、さまざまな都市を見てきました。
我が国には特徴のある都市がたくさんあり、それぞれに魅力を感じたところですが、浜松市にはどの都市にも負けないポテンシャルがあると改めて感じています。
浜松市は高速道路や新幹線など東西の大動脈が通り、首都圏や関西圏へのアクセスも良好です。また、基本的な都市機能が備わり、年間を通して穏やかな気候、遠州灘や浜名湖、天竜美林などの美しい自然、農村部の田園風景など、多様性に富んだ都市です。
そして、さまざまな農林水産物を産出し、輸送用機械や楽器、光産業など他をリードする産業が生まれ、さらには水力や太陽光などを活用したクリーンエネルギーまで、さまざまなモノや価値を生み出すことができる、持続可能な素晴らしい都市であると思っています。
そのような浜松市において、今年、2026年は、2034年度までの10年間を計画期間とする総合計画基本計画の2年目の年となります。この浜松市のポテンシャルを引き出し、まちの魅力や活力をさらに引き上げるため、計画に盛り込んだ施策を総合的に、着実に実施し、「まち・ひと・しごと」の創生を進めてまいります。
7つの政策分野ごとの取り組みとしては、1つ目の「産業経済」の分野では、世界を見据えた経済交流を強化し、地域企業の海外展開や外国人材の活躍を促進します。また、中心市街地活性化に向けた民間投資などの促進により、まちのにぎわい創出を進めます。
2つ目の「こども・教育」の分野では、ライフステージに応じた切れ目のない支援により少子化対策を推進します。また、休日部活動の地域展開は、こどもたちがスポーツや文化芸術に親しむ機会を確保できるよう、地域の実情などに応じて推進していきます。
3つ目の「安全・安心・快適」の分野では、国土強靭化(きょうじんか)に資する災害に強い道路ネットワーク機能の強化や流域治水に引き続き取り組みます。また、浜松城公園などの魅力向上に向けた取り組みを推進します。
4つ目の「環境・くらし」の分野では、市民と一体となって家庭ごみの減量化、資源化に取り組みます。また、中山間地域における生徒の教育機会の確保や教育環境の整備を進めます。
5つ目の「健康・福祉」の分野では、プレコンセプションケアなど生涯にわたる健康づくりを推進します。また、安心して就学を迎えられるよう5歳児健康診査や地域フォローアップにかかる体制を整備していきます。
6つ目の「文化・スポーツ」の分野では、年齢、性別、国籍、障がいの有無などを問わず、市民が多様なスポーツに触れる機会の創出に取り組みます。また、文化芸術施設等の改修、更新などを計画的に実施します。
7つ目の「地方自治」の分野では、公共施設等総合管理計画に基づき、部局を横断した公共施設の見直しや統廃合・複合化を検討します。
現在、浜松市においても進行している少子化や、若者の首都圏への流出を食い止め、人口減少局面を転換することは容易ではありません。この大きな課題には、行政、市民、地域企業など、市全体で一丸となって取り組むことが重要であり、そのためには、市民の皆様の声をしっかりと聴き、市政に活(い)かすとともに、行政の取り組みについて皆様に共感していただくことが必要です。
本年もオール浜松で「元気なまち・浜松」を実現していきたいと考えていますので、引き続き市政に対するご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。
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