■水道料金の改定後はどうなるの?
○2カ月分支払額(税込)・口径13mmの場合
市では、水道料金と下水道使用料をまとめて、2カ月に1度請求しています。ここでは、代表的な3つのケースについて、改定後の料金を「2カ月分・税込」で紹介します。
・改定は10月1日から
・改定(10月1日)から半年間は料金を減額※
※官公庁を除く
世帯・使用水量 | 2025(令和7)年9月使用分まで | 2025(令和7)年10月使用分から【減額期間】 | 2026(令和8)年4月使用分から |
---|---|---|---|
3人世帯 (2カ月分の使用水量:40立米[リューベ]) |
10,208円 (水道4,312円、下水道5,896円) |
10,484円 (水道4,588円、下水道5,896円) |
10,904円 (水道5,008円、下水道5,896円) |
単身世帯 (2カ月分の使用水量:20立米[リューベ]) |
5,522 円 (水道2,200円、下水道3,322円) |
5,600 円 (水道2,278円、下水道3,322円) |
5,888 円 (水道2,566円、下水道3,322円) |
自営業 (2カ月分の使用水量:200立米[リューベ]) |
68,816円 (水道35,156円、下水道33,660円) |
72,050円 (水道38,390円、下水道33,660円) |
74,440円 (水道40,780円、下水道33,660円) |
〇より詳しく知りたい!
詳細な料金表を市HPに掲載しています。
【市HP】「水道料金改定」で検索
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/suidow-s/ryoukin/kaitei2025.html
水道料金の改定について、動画でより詳しく説明しています。
【市HP】「動画 水道料金改定」で検索
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/suidow-s/ryoukin/douga.html
■安全・安心な水を届ける
▽市の水道水はどこで作っているの?
▽市で最大規模となる大原浄水場(中央区大原町)で、市全体のおよそ35%の水道水を作っています。水量が豊富な天竜川の表流水(河川の表面を流れる水)を主要な水源としているため、安定して水道水を供給することができます。
2番目に大きな浄水場の常光浄水場(中央区常光町)では、市全体のおよそ15%の水道水を作っています。主に天竜川の伏流水(河川の底にある、砂利の層の内部を流れている水)を水源とし、季節を問わず水質は安定していて良好です。
▽水質検査は行っているの?
▽水道法に基づく水質基準51項目の検査(採水地点73カ所)をはじめ、原水の水質検査などを専門の技術職員が行い、水質の異常があれば即座に検知し、迅速に対応できる体制を整えています。2009(平成21)年には静岡県内初となる水道GLP(水道水質検査優良試験所規範)の認定を取得し、正確性や精度の面で一定水準以上の信頼性が確保されていることが認められています。
また、近年は有機フッ素化合物(PFAS(ピーファス))測定用の分析装置を導入し、水質の監視体制をさらに強化しています。
■コラム
〜くらしと水のちょっといい話〜
○浜松の水道水は軟水?硬水?
2024(令和6)年度の水質検査では、大原浄水場(出口)の水の平均硬度は42mg/ℓでした。
また、常光浄水場(出口)の水も平均硬度は、47mg/ℓで、WHO(世界保健機関)では硬度120mg/ℓ未満の水を軟水としていることから、どちらの浄水場から送られてくる水道水も、軟水に分類されます。ちなみに、軟水は一般的にくせがなく、飲みやすいと言われています。
○和食には軟水、洋食には硬水が合う?
一般的に軟水は和風だしが良くとれることから和食に向いていて、硬水は肉を軟らかく煮ることができることから洋食に向いていると言われています。また、肉がメインとなる洋食はミネラルが不足しがちになることから、硬水でミネラルを補っているとも言われています。
なお、コーヒーについては、軟水で抽出すると適度に酸味が引き立ち、硬水で抽出すると独特の苦みを楽しむことができると言われています。
○くらしにやさしい水道水
2ℓのミネラルウォーター※と同じ値段で、水道水およそ850ℓを作っています。
※2ℓのミネラルウォーターを117円として計算
ミネラルウォーター2ℓ
水道水およそ850ℓ
■「浜松市上下水道基本計画」の策定
市は、上下水道の現状や課題を踏まえ、2025(令和7)年3月に「浜松市上下水道基本計画」を策定しました。
10年後の理想の姿を実現するために、5つの基本方針に沿って事業を進めていきます。
◇10年後の理想の姿
安全・安心な上下水道が地域社会の中で健全な水循環に貢献している。
◇基本方針
1 施設強靭化等による防災・減災の推進
2 安全・安心なサービスの提供
3 環境負荷の低減
4 組織体制の強化
5 持続可能な経営の推進
現状と課題⇒今後の取り組み⇒財政収支見通し
【市HP】「上下水道基本計画」で検索
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/suidow-s/kihonkeikaku/top.html
・この特集に関するお問い合わせは、上下水道総務課(【電話】474-7019)へ
<この記事についてアンケートにご協力ください。>