■浜松をサーフィンの聖地へ
刑部樹真(おさかべじゅしん)さん(実行委員、プロサーファー)
竹内克斗(たけうちかつと)さん(実行委員、プロサーファー)
加藤直樹(かとうなおき)さん(実行委員長)
三浦涼(みうらりょう)さん(実行委員、プロサーファー)
5月21日から5日間、遠州灘海浜公園を会場に市内で初開催となるサーフィン競技の国際大会「スマトラン・サーファリーズ・ハママツオープン」。
開催に向けた思いを、実行委員の皆さんに伺いました。
◇浜松で初めてのサーフィン国際大会開催になります
これまで10年以上、浜松でアマチュアのサーフィン競技大会を開催していたのですが、WSL(ワールドサーフリーグ:サーフィンのプロツアーを主催する国際的な組織)から国際大会開催の話があり、組織や関係団体などとの打ち合わせを重ね、今回の初開催に至りました。
◇準備は整いました
これまでの浜松での大会運営のノウハウを生かして、今回の国際大会を成功させようとスタッフ全員でがんばっていますが、初めての国際大会開催ということでワクワクした気持ちと不安な気持ちでいっぱいです。
選手に気持ち良く競技していただくことはもちろん、来場する皆さんに喜んでもらえる大会となるよう「おもてなし」の心で会場準備を進めてきました。
◇浜松で開催するメリットは
波が良くて海水温も高く、サーフィン競技者にとって魅力的な海岸です。また、浜松は日本のほぼ中心に位置し、海と市街地との距離が近い立地も好条件。これまで浜松で国際大会を開催しなかったのが不思議なくらいです。
地元の選手にとっては、「ホームゲーム」になるので、高いパフォーマンスが期待できます。国際大会ですから、次のオリンピック出場選考に向けたポイントを積み上げる絶好のチャンスになります。
◇国内外からプロもあわせて多くの選手が集まると聞きました
20年前、浜松の海岸での練習はいつも独りぼっちでした。今では関係者も増えサーフィンの認知度は上がってきていますが、“文化的”にも“競技力的”にも、浜松の現在地は全国でまだ下位のほうではないでしょうか。
今回の国際大会をきっかけに、多くの市民の皆さんにプロの競技を間近で見てもらいサーフィンの魅力を感じてほしいです。特に、地元のプロ選手の活躍に期待してください。
浜松でも若者の競技人口は年々増え、互いに高め合って練習する環境が少しずつできてきました。今後、地元から多くの日本代表選手が育つと確信しています。
◇サーフィン好きも、詳しくない人も、誰でも楽しめる大会ですね
サーフィン競技の観戦だけでなく、他のビーチスポーツの体験、環境や教育に取り組むコーナーなど、子供から高齢者まで誰でも楽しんでもらえる企画を準備しています。「海岸は危ない」という認識が強いと思いますが、それも含めて市民みんなでいろいろと学ぶことができる5日間にしたいと思っています。
◇市民の皆さんにメッセージを
「サーフィンと言えば浜松」と全国でも認められるような、サーフィン競技の聖地を目指す第一歩として今回の大会を企画しました。この大会で皆さんにサーフィンに興味をもっていただくことはもちろん、浜松のポテンシャルの高さを感じてほしいです。そして、浜松の選手が世界で活躍できるよう市民みんなで育てていただきたいと思います。
■スマトラン・サーファリーズ・ハママツオープン
会場:遠州灘海浜公園(浜松市中央区)
日程:5月21日(水)〜25日(日)
時間:6:00~17:00
内容:(入場無料)
・サーフィン競技大会(ロングボード、ショートボードほか)
・スポーツ体験会、音楽フェス、防災キャンプ、飲食ブースなど
詳細はウェブサイトで
https://hamamatsu-open.surfingjapan-int.com/
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