■市町村合併から20年
先月号のコラムでも触れましたが、今年は2005(平成17)年7月1日に天竜川・浜名湖地域12市町村が合併し、現在の浜松市が誕生してから20周年を迎えます。
20年前の新たな浜松市のスタートにあたっては、市のシンボルマーク(市章)や市の木、市の花、市の鳥についても公募などにより決定することとしたところです。
これらは、市のホームページなどでお知らせしていますので、ご存じの方も多いと思いますが、節目の年を迎えましたので、改めてご紹介したいと思います。
市章は市の施設などに掲揚されている市旗でご覧になっている方も多いと思います。丸い円の上部の緑は本市の大切な環境である北部の豊かな「もり」を、下部の青は浜名湖と遠州灘の美しい「うみ」を表しています。そして、白い波は遠州灘の「しらなみ」で、市の躍動と発展を表現しています。
この市章のデザインは、全国から寄せられた3660点の応募の中から、市章選考委員会において5点の候補を選考した後、住民アンケートなどを実施して決定したものです。
市の花は「ミカン」です。皆さんはミカンの花をご覧になったことはありますか?初夏になると一斉に咲き誇る純白の花は、緑の葉とのコントラストも鮮やかで、甘く爽やかな香りを漂わせてくれます。花言葉には「純粋」「愛らしさ」などがあるようです。
市の木は「マツ」です。マツは市名の一部にもなっていますね。市内の海岸部にはクロマツ、内陸部にはアカマツが多く見られます。鴨江の根上がり松や天龍川町の法橋の松は天然記念物として指定されていますし、旧東海道舞坂宿の松並木や姫街道の松並木なども有名です。
市の鳥は「ウグイス」です。ウグイスは春の訪れを告げる鳥として広く親しまれています。皆さんもウグイスの声を聞くと春を感じるのではないでしょうか。美しく澄んだ「ホーホケキョ」という声は心を和ませてくれ、音楽の都・浜松を象徴していると思います。
なお、市の花、木、鳥は、それぞれ5つの候補の中から市民アンケートなどにより2006(平成18)年11月28日に制定されました。
普段は意識しない市章や市の花、木、鳥について紹介させていただきました。これを機に皆さんが少しでも愛着を持っていただけると幸いです。
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