■ガーデンデザイナーに聞きました!
皆さんの家でも花や緑を育ててみませんか。ガーデンデザイナーの小倉珠子(おぐらたまこ)さんに、ガーデニングを楽しむための初心者向けのポイントを伺いました!
・暖かくなってきた!私も花を育ててみたいな
・庭に植物を植えようかな。何から始めれば?
◇ガーデンデザインのポイントを教えてください
草花を組み合わせるときは、花の色を同系色か2~3色程度にして、花の形や草丈に変化を付けると、まとまりと立体感が出ます。葉を鑑賞する植物も組み合わせると花の少ない時期も楽しめます。
植物を植える前に土作りをしっかりすることと、適切に水やりをすることが大切です。育てたい植物の自生地の環境に近づけてあげると枯れにくくなります。
まちに緑が増えると、チョウなどの生き物も生息しやすくなります。小さなスペースでもいいので、地域の景観や環境に貢献する気持ちで花や緑を育ててみてはいかがでしょうか。
◇近年、注目されている植物はありますか?
「サステナブル」という観点から宿根草が注目されつつあります。毎年花や穂を付け、芽吹きから枯れゆく姿まで、四季折々の姿を長年楽しめます。水やりや肥料も比較的少なくて良いというメリットもあります。
オミナエシやキキョウなどの日本に昔からある花も宿根草で、浜松の気候に合うと思うのでおすすめです。
◇夏の暑さ対策で悩んでいる人も多いと思います。気を付けるポイントは?
欧米との大きな違いが夏の湿度です。猛暑も問題ですが、暑さに強い植物でも日本の高温期の雨や湿気で蒸れて弱ることがあります。夏の前に切り戻しをして風通しをよくしておいたり、地面よりも少し高い位置で育てたりするといった対策が考えられます。
小倉珠子さん
浜松市出身のガーデンデザイナー。
はままつフラワーパークの宿根草のガーデンやモザイカルチャー「森の仲間たち」を設計
みどり~な「緑の相談所」
【電話】426-2300
庭づくりで困ったら、こちらへ!緑の相談員が相談を受け付けます。植物の育て方や土作りなどを気軽に相談してください。
■information
▽花と緑のコンクールへの応募をお待ちしています!
市では、園芸技術の向上と、花と緑のある暮らしの実践を目的として、個人や企業、地域、学校の花壇などを対象に「浜松市花と緑のコンクール」を開催しています。
前回の様子を市ホームページで公開しているのでご覧ください。次回は6月ごろに募集を開始する予定です。ご応募お待ちしています。
【市HP】「浜松 花コン」で検索
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/ryokuka/greening/hanaippai/hanakon.html
◆オープンガーデンに行こう!
ガイドブック販売場所:一般財団法人浜松公園緑地協会(中央区上島三丁目)、みどり~な(中央区大塚町)、フラワーパーク(中央区舘山寺町)
販売価格:300円
◆春の公開イベント
・オープンガーデンデイ
4月11日(金)~14日(月)
・2025春のはままつ庭めぐり
5月9日(金)~12日(月)
上のガイドブックに掲載している庭のうち、多くの庭が参加します。参加する庭の所在地や公開日時は、3月下旬ごろ浜松公園緑地協会のホームページに掲載予定です。
オープンガーデンは、庭の所有者の皆さんの厚意で実施しています。
・家やトイレに入らない
・花や種をねだらない
などのマナーを守って鑑賞してください。
【HP】「浜松公園緑地協会」で検索
◎この特集に関するお問い合わせは、緑政課へ(【電話】457-2586)
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