■「フィルムコミッションで『まち』を元気に!」
浜松市内で映画やドラマ、コマーシャルなどさまざまな撮影が行われていることをご存じですか?
浜松は、市内に中田島砂丘をはじめ、海、山、湖、都市部など豊かなロケーションがあり、映画などの撮影に適した場所が多くあるうえ、首都圏や関西圏の中間に位置し、新幹線や高速道路など交通の利便性に優れています。
また、日照時間が長く気候が年中温暖で、雨や雪による撮影中断のリスクが少ないことも選ばれる理由の一つとなっています。
市内での映画などの撮影については、2016(平成28)年度が150件でしたが2023(令和5)年度には323件と2倍以上に増えています。
これは、観光・シティプロモーション課に撮影などの支援を行う専任職員を配置し、映画やドラマ、コマーシャルなどの撮影誘致や撮影支援を地道に行ってきた成果です。
市内で映画などを撮影してもらうことは、本市の活性化にもつながっていきます。マスメディアなどで取り上げられることで浜松の魅力を発信できることや、撮影場所が聖地として新しい観光・地域資源となることによる観光客の増加などが期待できるからです。
最近の作品では、皆さんも良くご存じの2023年大河ドラマ「どうする家康」が挙げられます。本市では滝沢展望台や浜北地域の田畑などで撮影が行われました。また、放送に合わせて開設した大河ドラマ館や、浜松まつりの最終日に開催した大河ドラマ「どうする家康」の出演者による家康公騎馬武者行列など、ドラマに関連した地域活性化の取り組みにより、多くの皆さんに本市を訪れていただいた結果、観光消費額の大幅な増加や新たな雇用の創出などの経済波及効果がありました。
このようなフィルムコミッションの取り組みは、浜松から地方創生を進めるうえで、魅力ある「まち」の創生につながるものです。
今後も、本市の魅力を活用し、多くの映像作品などのロケ地となるよう誘致や撮影支援を行うとともに、ロケ地やモデル地となった映画やドラマ、アニメなどを活用したプロモーションを積極的に行い、本市の知名度とブランド認知の向上、聖地巡礼を目的とした観光客の増加などにより地域の活性化を図っていきたいと思います。
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