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特集 スポーツの力でまちを元気に!(2)

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静岡県浜松市

■東京2025デフリンピックに出場する選手を応援しよう!

◇デフリンピックとは?
デフ(Deaf)とは、英語で「耳がきこえない」という意味で、デフリンピックとは、国際的な「きこえない・きこえにくい人のためのオリンピック」です。デフリンピックの歴史はパラリンピックよりも古く、第1回大会は1924(大正13)年にフランスのパリで開催されました。
4年ごとに開催されており、東京2025デフリンピックは100周年の記念すべき大会で、日本では初めての開催となります。
デフリンピックの競技は、ほぼオリンピックと同じルールで行われます。ただし、音が聞こえなくても必要な情報を得られるように、ランプや旗などを用いた目で見える合図などに工夫がされています。

◆デフサッカー髙橋遥佳(はるか)選手へのインタビュー
数々の大会に出場し、東京2025デフリンピック日本代表にも選ばれた、市内在住の髙橋選手に、デフサッカーの魅力について聞きました。

◇音のない世界に広がる、迫力とチームワーク
デフサッカーは、補聴器などを外し、音のない世界で行われます。監督や仲間の声、走る音も聞こえません。その中で、選手は視線やジェスチャーを駆使して気持ちを通わせ、ゴールを目指します。音がないからこそ生まれるチームワークが見どころの一つです。
また、レフェリー(審判員)全員がフラッグ(旗)を持ち、音に代わる合図でプレーを進行するなど、デフサッカーならではの工夫もあります。

◇皆さんに勇気と感動を届けます
私は今回で3回目のデフリンピック出場です。今大会こそ、世界の高い壁を乗り越えて、念願のメダルを獲得し、日本中に勇気と感動を届けたいと思っています。
浜松の皆さんからの、温かい応援を力に変えて、デフリンピックに挑みます。

・髙橋遥佳 選手
浜松市出身・在住。静岡県立浜松聴覚特別支援学校、静岡県立沼津聴覚特別支援学校を経て、現在は三陽建設株式会社に勤務。
浜松、磐田を拠点とする社会人女子サッカーチーム「だもんで遠州Mandarina(マンダリナ)」所属。
「人の優しさやぬくもりは浜松が一番!地元の魅力を日々感じています」

◇髙橋選手を擁するサッカー女子日本代表 初戦の相手は、前回女王のアメリカ代表!
「みる」
競技:サッカー
日時:11月15日(土)12:00〜
場所:Jヴィレッジ(福島県)
観戦は現地またはライブ配信で

◆東京2025デフリンピックを観戦しよう!
開催期間:11月15日(土)〜26日(水)
「みる」
行われる競技(21種目):
・陸上
・ゴルフ
・水泳
・バドミントン
・ハンドボール
・卓球
・バスケットボール
・柔道
・テコンドー
・ビーチバレーボール
・空手
・テニス
・ボウリング
・自転車競技(マウンテンバイク)
・バレーボール
・自転車競技(ロード)
・オリエンテーリング
・レスリング(フリースタイル)
・サッカー
・射撃
・レスリング(グレコローマン)

観戦方法:
・現地で
直接会場へ(入場無料。事前予約やチケットは不要)
場所:東京都、福島県(サッカー)、静岡県伊豆市(自転車競技)
【HP】「東京2025デフリンピック 現地で観戦」で検索

https://deaflympics2025-games.jp/Watch-the-Games/Spectator-Information/#gsc.tab=0

・YouTubeのライブ配信で
公式YouTubeで試合のライブ配信が行われます
【HP】「TOKYO 2025 DEAFLYMPICS YouTube」で検索

https://www.youtube.com/@TOKYO2025DEAFLYMPICS

■デフリンピックブラジル選手団が浜松で事前合宿
◇東京2020オリンピック・パラリンピックから続く絆
市は、2021(令和3)年に、東京2020オリンピック・パラリンピックに出場するブラジル選手団の事前合宿などを受け入れ、選手団から高い評価を受けました。
この経験から、ブラジルオリンピック委員会・ブラジルパラリンピック委員会と市は、これからもスポーツを通じて協力し合うために「レガシー協定」を締結しました。

◇デフリンピックに出場する、ブラジル選手団を浜松で受け入れ
2024(令和6)年には、ブラジルろうあスポーツ連盟と市が協定を締結し、デフリンピックブラジル選手団の事前合宿を市内で行うことになりました。
事前合宿期間中は、ブラジル選手団の練習見学や交流イベントを計画しています。また、選手団を支えるボランティアの募集を予定しています。ぜひ、ブラジルの選手を応援しましょう!

東京2025デフリンピックをきっかけに、スポーツを「みる」「ささえる」楽しさや、スポーツのインクルーシブな魅力を体感しましょう!

◆ブラジル選手団からのメッセージ

◇ブラジルろうあスポーツ連盟のダイアナ・キョセン会長から、市民の皆さんへのメッセージをいただきました。


浜松には多くのブラジル人が暮らしており、このまちの支えのもと、選手たちはベストコンディションで本大会に臨む準備ができると確信しています。
東京デフリンピックは、日本の誇りであり、世界中の人々に感動と勇気を与える大会となることでしょう。その一翼を担えることを、私たちは大変光栄に思っています。
改めて、浜松市の皆さんのご支援と友情に、心からの感謝を申し上げます
ダイアナ・キョセン会長

◆手話で選手を応援しよう!
応援というと、拍手や掛け声が思い浮かびますが、聴覚に障がいのある選手を応援するには手話がおすすめです!
国によって手話は違いますが、日本とブラジル、どちらの選手にも思いを届けられる手話を静岡県聴覚障害者協会の小倉健太郎さんと松本拓也さんに教えてもらいました。

◇ナイスゲーム!
「良いプレーだったね」「良い試合だったね!」という気持ちを伝える

五指を握った後、両手の親指を立てて前方に突き出す

◇(手話の)拍手
両手を広げ、顔の横で開いた両手をひらひらさせる

◇「いいね」の気持ちを伝えよう!浜松市シンボルアクション「BOA(ボア)」
ポルトガルでは「いいね」という意味を表し、日本の「がんばれ」のジェスチャーに似たポーズです。応援をする時はもちろん、さまざまな場面で、「いいね」の気持ちを伝え合いましょう!

▽今月の表紙
静岡県聴覚障害者協会とNPOブラジル文化交流振興会の皆さんが、東京2025デフリンピックに期待を込めて「BOA」!

◆ブラジル選手団と交流しよう!
「みる」「ささえる」

◇選手団の練習予定
※最新情報は市ホームページでお知らせします

◇障がいの有無や言葉の違いを超えて!交流イベント
日程:11月12日(水)午後
場所:ソラモ(中央区砂山町・旭町)、イオンモール浜松市野(中央区天王町)

◇あなたの支えが選手の力に!ボランティア募集
募集期間:〜10月28日(火)
活動内容:練習会場の準備など

最新の情報は市ホームページで確認
【市HP】「東京2025デフリンピック大会」で検索

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/sports/sports/deaf.html

◎この特集に関するお問い合わせは、スポーツ振興課(【電話】457-2421)へ

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