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[移住者に聞きました]わたしのハマライフ

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静岡県浜松市

■第17回 Uターンも人生の選択肢の一つに
〜西野さんご家族〜
[東京都→中央区板屋町]

2022(令和4)年に東京都から中央区板屋町へUターンし、浜松での暮らし「ハマライフ」を送っている西野海(かい)さん、夏奈子(かなこ)さんご夫妻にお話を伺いました。

◇移住のきっかけは?
海さん 進学のため上京し、東京で仕事に就き6年近くが過ぎたころ、父から「会社を継いでくれないか」と話がありました。そのときの返事に迷いはありませんでした。父が大事にしてきた会社とその従業員のために自分が少しでも力になれるのであればと思い、浜松へのUターンを決心しました。

◇夏奈子さんはいかがでしたか
夏奈子さん ちょうどそのころ、コロナ禍にあって私の仕事も在宅勤務が増えていました。浜松でも今の仕事をテレワークでそのまま続けられるということや、二人の両親の近くで暮らすということももちろん、Uターンを後押ししました。戻ることを伝えたときに両親の喜ぶ顔を見たときはとてもうれしくなりましたね。
私が仕事で東京に行くこともあるので、住まいは浜松駅に近い場所を選びました。

◇Uターンする前と後(現在)では、浜松の印象に変化はありましたか
海さん 高校生のときまで暮らしていた浜松は、「何もないまち」というのが正直な印象でした(笑)。でも、進学、就職で浜松を10年間ほど離れ戻ってきて改めて感じるのは、「とても住みやすいまち」だということです。これまで全く思いもしなかった感覚に自分でも驚いています。都会過ぎず田舎過ぎないバランスもそうですし、何をするにもちょうどいい感じなんです。今、生まれ育った「浜松」の良さを再確認しているところです。

◇子育ての環境はいかがですか
夏奈子さん 近くに公園もあるし、市内に海や山もあり車ですぐに行けるなんて他のまちにはないすてきな環境ですね。アクト通りはまちなかにあっても緑が多く、散歩するには気持ちのいい空間でお気に入りの場所の一つです。
産後は、「はますくヘルパー」さんをお願いしました。家事のお手伝いや子育ての相談にも乗っていただき本当に助かりました。市では子育てに関するいろいろな制度があるので利用したいと思っています。

◇地域の人とのつながりを感じることはありますか
夏奈子さん 子育てをするようになってから、特に人とのつながりを感じるようになりました。東京に住んでいたころは、近所の人と言葉を交わすことはほとんどありませんでしたが、ここでは気軽にあいさつをしたり話しかけてくれたりと、とてもあたたかい雰囲気です。

◇今後の目標を教えてください
海さん 浜松に戻ってきて父の会社を継ぐことで、私も「ものづくり」にかかわる暮らしになりました。これまで育ててくれた「ものづくりのまち浜松」に恩返しする気持ちで、少しでもまちを盛り上げていけるようがんばりたいです。

◇移住を考えている人にメッセージをお願いします
海さん 移住を検討するときに「その地域になじめるのか」と心配するかもしれません。私たちも最初は不安でしたが、地域の人たちが気さくに声をかけてくれて少しずつ緊張がほぐれてきました。この前も、エレベーターで子供に笑顔で話しかけてくれたり、すれ違うときにあいさつしてくれたりと、ご近所同士のふれあいがありながら、ほどよい距離感もある「暮らしやすい雰囲気」が浜松の都市部のいいところだと思います。
進学や就職で地元を離れる人も多いと思いますが、「Uターン」も人生の選択肢の一つとして考えてほしいです。それがきっと、自分と浜松の元気につながると思います。

※市民協働・地域政策課(【電話】457-2243)では、オンライン移住相談を実施しています。移住コーディネーターが地域の情報提供や各種相談に対応し、ハマライフのスタートをサポートします
【市HP】「移住相談」で検索

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/hamalife/ibentozyouhou.html

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