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市長からのメッセージ

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静岡県浜松市

■記録的猛暑と地球温暖化防止の取り組み
今年は梅雨明け以降、記録的な猛暑が続いています。全国的に見ても、この夏の暑さは災害級だとよく言われますが、浜松でも、最高気温が35℃以上となる猛暑日が続き、連日のように熱中症警戒アラートが発令されています。
その一方で、ひとたび雨が降れば、線状降水帯の発生などで大雨となり、その影響により土砂災害の発生や河川の氾濫、低い土地の浸水などの被害が全国で多発しています。
このような、かつてない猛暑や自然災害の激甚化・頻発化には、地球温暖化が影響していると考えられます。昨年7月には、国連事務総長が、「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」とコメントし、気候変動による地球的規模の危機を回避する取り組みの必要性について訴えたのは記憶に新しいところです。これから、地球温暖化を防止するための気候行動を、世界、国、県、市、個人などさまざまな立場で加速していく必要があります。
気候変動への対策として脱炭素の取り組みが世界的に加速する中で、国は2020年10月に2050年カーボンニュートラル宣言を行いました。本市では、それに先駆けて2020年3月に「ゼロカーボンシティ」を宣言し、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて官民連携で取り組みを進めています。
本市においては、今年3月に定めた新しい目標で、二酸化炭素などの温室効果ガス排出量を、家庭部門では2030年までに市域全域で46・6%削減(2013年度比)することとしています。目標を達成するためには、市民の皆さん一人一人が、生活の中で排出される二酸化炭素を減らしていくことが必要となります。
本市では、市民の皆さんが家庭でできる省エネ対策などの取り組みを紹介する環境コラム「カーボンニュートラルへの挑戦」を、広報はままつ2023年5月号から毎月掲載しています(今号は11ページ)。ぜひ、ご覧いただき、人類共通の課題である地球温暖化防止に向け、脱炭素、省エネの推進にこれからも一層取り組んでいただくようお願いします。

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