ごみを一人1日100g減らそう!
市では、2028(令和10)年までに家庭系ごみ排出量を「一人1日404g」まで減らすことを目指して、ごみ減量を呼びかけています。目標の達成状況を5ページに掲載しています。引き続きご協力をお願いします!
浜松市のごみ処理には年間およそ62億円、一人当たり7800円の経費がかかっていますが、ごみが減れば、処理施設の規模を縮小して、将来の税金の負担を少なくすることができます。
家庭ごみの9割以上を占めるのがもえるごみ。そのうち8割を占めるのが、生ごみや紙類、プラスチック類です。また、夏には草木類も増えます。それらのごみを減らしたりリサイクルに出したりすることで、もえるごみの日に回収場所へ出すごみが軽くなり、ごみ減量の効果を実感できるはずです。
あなたに合った方法で、ごみ減量を始めてみてください。
■ごみを減らす4つのポイント
(1)生ごみを減らそう
(2)雑がみを分別しよう
(3)プラごみを分別しよう
(4)草木類を分別しよう
■ごみ減量のポイント(1)
生ごみを減らそう
◆生ごみを減量または堆肥に
生ごみのおよそ80%が水分。この水分を減らせば生ごみは軽く、小さくなります。また、生ごみを堆肥化すれば、ごみではなく資源になります。
◇生ごみを“ぎゅっと”絞ろう
生ごみを絞ると軽くなります。時間に余裕のあるときは、生ごみの乾燥にチャレンジ。野菜や果物の皮を新聞紙などに広げて天日に干すと、とても軽くなります。
◇生ごみ処理機を使ってみよう
電気を使った熱処理により水分を減らす機械式のものや、微生物の働きで堆肥化するタイプなど、さまざまな生ごみ処理機が各社から販売されています。
・市では生ごみ処理機を購入した世帯に対し、購入資金の一部を補助しています。申請条件や申請方法などの詳細は、市ホームページへ。
【市HP】「生ごみ処理機」で検索
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/ippai/gomi/genryou/life_gomi.html
使用者の声:
「乾燥式の処理機を10年ほど使っています。カリカリに乾燥した生ごみを土に混ぜて、家庭菜園の土づくりに活用しています。以前はごみの回収日まで生ごみの悪臭やコバエに悩んでいましたが、それらがなくなり快適です。野菜も元気に育つので、これからも使っていきたいです。」
◇コンポスト容器を使ってみよう
コンポスト容器は、庭や畑に設置し、土の微生物の働きで生ごみを発酵・分解させ、堆肥化する容器です。
・市ではコンポスト容器などの無料配布事業を毎年行っています。例年6月ごろに募集(広報はままつ掲載予定)。来年度の申し込みを検討してください。
使用者の声(アンケートより抜粋):
・生ごみは水分があり重いため、今までのもえるごみは重みがあったが、今はごみの量が減って軽くなり、ごみ捨てが楽になった
・生ごみを入れるためのビニール袋が不要になった
◇コンポスト容器を使って野菜作りをしている細江保育園の看護師・仲容子(なかようこ)さんにお話を伺いました。
「給食から出た生ごみを、園庭の落ち葉や草などと混ぜてコンポストに投入し、できた堆肥を畑で使っています。ふかふかになった土でジャガイモやニンジン、ナスなどを育てて園児と収穫し、給食のカレーに。コンポストの周りに、こぼれ種でカボチャができたのには驚きました。園児たちも興味を持って取り組んでいます。」
■ごみ減量のポイント(2)
雑がみを分別しよう
◆雑がみは、リサイクルできる貴重な資源
新聞、雑誌、段ボール、紙パック以外のリサイクルできる紙のことを「雑がみ」といいます。市内では、年間およそ1万トンの雑がみが燃やされています(2018[平成30]年度ごみ分析結果)。分別して回収拠点に出し、ごみを減らしましょう。回収された雑がみは、紙製品の原料として再利用されます。
ごみ箱の隣に紙袋を置けば簡単分別!紙袋ごと雑がみとして出せるでござる。
雑がみの例:ティッシュの外箱、お菓子の紙箱、はがき、封筒、紙袋(持ち手が紙でないものは外す)、トイレットペーパーの芯など
◇雑がみを出しに行こう!
・回収拠点に持ち込む
区役所や協働センター、民間リサイクル拠点の回収コンテナを利用しましょう。回収拠点の検索は5ページのQRコードから。
・地域の団体の資源物集団回収に出す
自治会や老人クラブ、子供会などが集団回収を実施している地域もあります。詳細は回覧板などで確認しましょう。
◇雑がみ分別袋の配布
市では、8月からスーパーや薬局などの協力店舗で雑がみ分別袋を配布しています(なくなり次第終了)。詳しくは、市ホームページへ。
【市HP】「雑がみ分別袋」で検索
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/ippai/gomi/recycle/zatsugami.html
▽定期的に資源物集団回収を実施している中央区の白羽町こども会を取材しました。
回収日の早朝、保護者が中心となって町内の各家庭の玄関先から資源物を回収していき、コンテナを置いた回収拠点へ向かいます。そこでは、子供たちも資源物の運搬を手伝っていました。
白羽町こども会では年6回、段ボールや古紙、雑がみ、アルミ缶の回収を行っています。回収で得た資金は、夏祭りや秋のスポーツ大会など子供たちの充実した活動を運営するために使われています。
回収された資源物は、さまざまなかたちで再利用されます。雑がみなどの資源物は分別し、回収拠点や集団回収に出しましょう。
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