大河ドラマ「どうする家康」最終回パブリックビューイングandトークショーin浜松が、2023(令和5)年12月17日に浜松出世パークとアクトシティ浜松で開催されました。
大河ドラマ「どうする家康」で、井伊直政役を演じた板垣李光人さん、稲姫役を演じた鳴海唯さん、本多忠真役を演じた波岡一喜さんを迎えて開催されたトークショーの内容をお届けします。
■浜松に来たときに食べたいと思うものは何ですか?
[鳴海唯さん]
じつは、浜松に来たのが初めてなので、浜松のウナギを食べたことがありません。浜松のウナギをぜひ食べてみたいと思っています。
[板垣李光人さん]
僕もウナギが大好きで、浜松を訪れるたびに、必ずウナギを食べているので、浜松のいろいろな所のウナギをいただいていると思います。
井伊谷で食べたウナギも、すごくおいしかったことを覚えています。
■浜松で印象に残っている場所を教えてください
[波岡一喜さん]
以前、舘山寺温泉で映画の撮影をしていたことがあったので、浜松といえば舘山寺という印象がすごく強かったのですが、今回の大河ドラマで演じさせていただいた本多忠真の碑がある犀ケ崖古戦場が、浜松での一番の思い出の地になりました。
■三方ヶ原の戦いのシーンを振り返ってみて、いかがですか?
[板垣李光人さん]
虎松(後の井伊直政)は、三方ヶ原の戦いの後に家康公に士官するのですが、雪が降る中、三方ヶ原の惨状を見て涙する虎松にとって、三方ヶ原は人生の中で大きな転換期となった場所だと思います。
[波岡一喜さん]
本多忠勝役を演じた山田裕貴(ゆうき)さんとは、以前から親交があったので、忠勝との別れのシーンは気持ちで演じることができました。やりきった感があり、自分にとって忘れられないシーンになりました。
これまでは、本多忠勝が戦国最強の武士といわれてきましたが、僕は、その忠勝に武芸を教えた本多忠真こそが戦国最強の武士だと思っています。
■稲役を演じるにあたって意識していたことはありますか?
[鳴海唯さん]
稲の父親(本多忠勝)役を演じられた山田裕貴さんは、内からあふれ出てくる力強さと殿への忠誠心といった強さと優しさを兼ね備えた方でした。
父親役のそうした部分を引き継ぐことを意識しながら、忠勝の娘の稲という役を作るようにしていました。
■出演者の皆さんが「殿」と呼ぶ主演の松本潤さんとの共演はいかがでしたか?
[波岡一喜さん]
家臣団のみんなが尊敬し、そして支えていきたいなと思う「殿」でした。それが我々キャストの原動力になっていました。
[板垣李光人さん]
松本さん自身も「殿」として出演者を引っ張っていってくださいましたし、心の底から「殿」と思うことができる、とてもすてきな方でした。
■人物紹介
◇井伊直政(いいなおまさ)
徳川四天王の一人。文武両道の知将として周囲の評価は高く、徳川軍の頭脳と言うべき存在であった。
◇本多忠真(ほんだただざね)
三方ヶ原の戦いでは、主君である家康を守るため、最後まで三方ヶ原の地にとどまり、討ち死にする。
◇稲姫(いなひめ)
家康公の重臣本多忠勝の娘として生まれ、17歳のときに家康公の養女となり、上田城城主の真田昌幸の長男真田信幸に嫁ぐ。
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