■介護の仕事を応援しています!(浜松市の主な取り組み)
◆キャリアアップ支援事業
2013(平成25)年度から市内の介護保険サービス事業所に勤務する介護職員などに対し、資格取得または更新に要した費用の一部を奨励金として交付しています。
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kaigo/welfare/caresp/news/201201kyaria.html
◆介護人材確保推進検討会の設置
介護の現場で働く若手職員や福祉に関する学識経験者、介護保険サービス事業者、介護の仕事を目指す学生などさまざまな視点から、より効果的な介護人材確保策を検討するため、2021(令和3)年度に浜松市介護人材確保推進検討会を立ち上げました。
検討会では、介護の仕事に興味を持ってもらうための魅力の発信や、10年先も働きたいと思える職場などをテーマに議論を続けています。この後に紹介する「かいごTERAKOYA事業」と「ケアワーカーロールモデル構築事業」は検討会での議論を経て事業化されました。
◆かいごTERAKOYA事業
夏休み期間中、介護職員などの子供(小学生)を介護施設で預かることで、安心して働ける環境を整備するために2022(令和4)年度から実施しています。介護施設での子供の見守りを大学生や高校生に担ってもらうことや、子供たちが介護施設で勉強したり遊んだりしながら、高齢者とも交流することで、学生と子供に介護を身近に感じてもらい、将来の介護人材確保につなげる狙いもあります。
2022(令和4)年度のアンケートでは、事業に参加した89%の学生が介護施設や介護の仕事に対するイメージがよくなったと回答しています。
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kaigo/20220624terakoya.html
◆ケアワーカーロールモデル構築事業
2023(令和5)年度新規事業で、学生が介護現場で働く職員を取材し、取材を通じて発見した介護の仕事の魅力などをレポートや動画にまとめ、広く情報発信します。
学生が作成したレポートや動画は浜松市のホームページやユーチューブチャンネル「はままつ動画チャンネル」で現在公開中です。ぜひレポートや動画を見て、学生たちが発見した介護の仕事の魅力を感じてください。
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kaigo/20240110rolemodel.html
◇魅力発見!動画コンテスト開催中
ケアワーカーロールモデル構築事業で学生たちが作成した動画のコンテストを2月末まで開催しています。魅力的な動画へ投票(ユーチューブ上で「高評価(イイね)」を押す)をお願いします。審査は、再生回数や高評価(イイね)の数などで行い、3月に表彰式を開催予定です。
■ケアワーカーロールモデル構築事業に参加してみて
◆INTERVIEW 3
◇人に寄り添うすてきな仕事
介護の仕事については、テレビなどで見た印象しかなく、精神的にきつい仕事なのかなというイメージでしたが、取材して「人に寄り添うすてきな仕事」だと思いました。
取材した職員の人が、「相手の人と会話していくうちに、笑顔を見せてくれたり、これまでに経験してきたことを教えてくれたりするようになって、信頼してもらえていると感じる瞬間が好きなの。人に寄り添える介護の仕事って楽しいのよ!」と笑顔で教えてくれたのが印象的でした。
職場の雰囲気もあたたかい感じがしましたし、職員一人一人が相手のことをとても考えながら仕事をしていることが分かりました。
静岡文化芸術大学 中野紗也(なかのさや)さん
静岡文化芸術大学 鷹森千佳(たかもりちか)さん
◆INTERVIEW 4
◇将来をイメージすることができました!
介護の仕事は大変そうなどというネガティブなイメージを持つ人が多いかもしれませんが、取材した職員の人はさまざまな人とのつながりを大切にしながら、やりがいを持って楽しそうに仕事をしていました。特に高齢者などから「ありがとう」と声をかけられた時のとてもうれしそうな笑顔が印象に残っています。
私たちは介護の仕事に就くために天竜高等学校の福祉科で専門知識や技術を学んでいますが、今回取材をしたことで、将来、私たちが楽しく笑顔で介護の仕事をしている姿を明確にイメージすることができました。介護のプロフェッショナルを目指してがんばります。
天竜高等学校 松井春人(まついはると)さん
天竜高等学校 大隅遥菜(おおすみはるな)さん
■データで見る介護の仕事
https://www.kaigo-center.or.jp/report/2023r01_chousa_01.html
◇減少傾向の離職率
これまで行われてきた処遇改善などの国や地方自治体の政策により離職率は2007(平成19)年の21・6%をピークに減少傾向にあります。
2022(令和4)年は14・4%となっており、同年の全産業の離職率15%(厚生労働省雇用動向調査)を下回っています。
※公益社団法人介護労働安定センター「令和4年度介護労働実態調査結果」参照
◇仕事に不満足は少数派
介護職員が満足と感じている上位5項目は、グラフのとおりです。いずれも満足、やや満足と感じている人の割合は、不満足、やや不満足の割合を上回っています。
特に「仕事の内容・やりがい」については、満足、やや満足の合計が50%を超えています。
◎この特集に関するお問い合わせは、介護保険課へ(【電話】457-2862)
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