■第19回 つながりを大事に
〜戸田庸允さん、千名美さん、双葉さん〜
[横浜市→中央区三島町]
2020(令和2)年に横浜市から中央区へ移住し、今は勤めていた会社の経営を承継して浜松での暮らし「ハマライフ」を送っている戸田庸允(ようすけ)さん、千名美さんにお話を伺いました。
◇移住のきっかけは何ですか
庸允さん:横浜で生まれ育った私ですが、物心ついたときからJリーグ所属のサッカークラブ「ジュビロ磐田」を応援していました。当時の住まいから学生でも通えそうな場所は試合観戦に行っていました。大人になってからはホームゲームにも毎回車で片道3時間半ほどかけて応援に来ていたものです。そのとき、この辺りに住んだ方がもっとチームを身近に感じられるのではないかという気持ちが強くなり移住を検討しました。
◇浜松を選んだ理由は
庸允さん:早速、東京での全国的な移住イベント「ふるさと回帰フェア」に参加しました。移住担当者の話を伺い、仕事や住まいのことなどを総合的に考えると浜松が最適だと思いました。ホームゲーム開催の度にこちらに来たときは、実際に浜松のさまざまな場所を巡り、ここで生活をしたいと思い決断しました。
◇移住に不安はなかったのですか
千名美さん:もちろん両親には何度も相談しました。実家が新横浜駅の近くなので、新幹線を利用して浜松駅から行き来しやすいことも、浜松に決めた理由の一つです。また商工会議所の皆さんが親身になって相談対応していただいたこともうれしかったです。知らない土地で友人もいないなか、仕事の紹介や地域を案内していただいたことで安心して移住することができました。
◇同じきっかけの移住者もいたようですね
庸允さん:自分たちのようなケースは他にないと思っていましたが、移住の理由も世代も同じご夫婦に出会ったときは驚きました。そこからつながりも広がり、今ではお互いの家に遊びに行ったり、家族ぐるみで一緒に試合観戦したりすることもあります。
◇移住する前と現在では、何か変化はありますか
庸允さん:この前横浜に帰った時に、何十年も生活していた場所にも関わらず、なんだか地元でない感じがしました。きっと浜松での暮らしが心地良いと感じているのだと思います。もう横浜に戻ることは考えられません(笑)。
また、今年に入ってから長女が誕生したり勤務先の会社の事業承継をしたりと、試合観戦に行く頻度は減りましたが、公私ともに充実した生活を送ることができています。
◇これからやってみたいことは
千名美さん:子供が誕生したことで、よりいっそう地域の人とのつながりが大切だと思うようになりました。浜松で子供を産み育てていくことを考えるともっとこのまちのことを知りたいと思うようになりました。いろいろなイベントやお祭りなども開催しているので、どんどん参加していきたいです。
浜松は子育て支援も充実していますし、子供と遊べる施設も多いので子育て世代の皆さんとつながりを広げていきたいです。
◇移住を考えている人にメッセージをお願いします
庸允さん:浜松は暮らしやすく魅力あるまちだと感じています。移住を少しでも考えている人は市役所や商工会議所に相談してみてください。親身にサポートしていただけるので、不安は少しずつ解消していくはずです。
私は仕事を通じて浜松のものづくりに関わっています。浜松は工業が中心となり地域を支えて、企業や人・モノなどさまざまなつながりで成立してきた歴史もあります。ものづくりに興味のある人はぜひ移住を検討してみてください。きっと良い浜松での生活が始まるはずです。
※はままつUIJターン就職寄り添い相談
浜松市では浜松商工会議所と連携して移住希望者の就職を支援しています。
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問合せ:浜松商工会議所人材支援課
【電話】452-2861
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