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出世大名家康くんが教える!健康の秘訣

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静岡県浜松市

■第10回 マダニに注意!〜重症熱性血小板減少症候群(SFTS)〜
コロナ禍が落ち着きを見せても、非日常を楽しめるレジャーとしてブームが続いているアウトドア。春から秋にかけてがハイシーズンとなりますが、「マダニ」の活動する時期とも重なるため、注意が必要です。今月は、マダニが媒介する感染症についてお知らせします。

◇マダニの生息場所
・シカやイノシシ、野ウサギなどの野生動物が出没する環境に多く生息
・民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道など

◇マダニにかまれないためのポイント
・草むらやヤブに入るときは、皮膚の露出を防ぐ
・長そで、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用する
・袖やズボンの裾を閉じる
・虫除け効果のあるディートやイカリジンを含有する虫除け剤を使う

◇マダニが媒介する感染症は複数ありますが、特に注意が必要なのが、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)です!
・SFTSウイルスを保有するマダニにかまれると感染します
・SFTSウイルスは、2013年に国内初症例が確認され、2021年に静岡県で初めて感染例が確認されました。感染区域の拡大には鳥が関与しているといわれています
・このSFTSウイルスは動物にも感染します。野生動物だけでなく、犬や猫にも感染し、猫から人に感染したこともありますので、ペット(伴侶動物)のマダニ対策も重要です
・人での致死率は、6.3%〜30%と言われ、特に乳幼児や高齢者はマダニにかまれないように注意する必要があります

◇もしもマダニにかまれてしまったら…
・無理にマダニを引き抜こうとせず、医療機関で処置してもらいましょう
・SFTSの潜伏期間は6日〜2週間程度です。その間は、健康観察をしましょう

ダニの媒介感染症について知りたい人はこちら
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164495.html
【HP】「ダニ媒介感染症」で検索

問合せ:
生活衛生課【電話】453-6118
保健所浜北支所【電話】585-1398)

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