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家康公を知る!家(いえ)ジョ探訪記

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静岡県浜松市

〜椿姫観音へ行ってみた〜
浜松市には徳川家康公にまつわるさまざまな建築物や伝承が残されています。今回は、その一部を紹介します。

■【ゆかりの場所を訪ねて】悲運の城主、椿姫の伝説の地
今回は、「家康の散歩道」のスポットにもなっている家康公ゆかりの地の一つ、「椿姫観音」へ行ってきました。中区元浜町の住宅街。浜松市役所からは歩いて15分程の場所にありました。引間城主だった夫を亡くし、幼い息子に代わって徳川軍から城を守るために戦ったお田鶴(たづ)の方をまつっています。歴史の表舞台には登場しませんが、現在も地域の人に愛され、守られています。
まりちゃん:静かな住宅地にあったよ。ここで、壮絶な戦いがあったなんて…
あいちゃん:小さい御堂だけど、訪れた日もお花が飾られていて、今も地域の人に大切にされているんだなぁ。
▽椿姫観音
白鉢巻にたすき掛け、なぎなたを手にした18人の侍女(じじょ)と共に、悲壮な討ち死にをしたとされるお田鶴の方をまつっています。城を手に入れた家康公はその後、お田鶴の方と侍女のために亡骸を手厚く葬(ほうむ)り、塚を築き、祠(ほこら)を建てました。供養の際に、植えた椿が毎年美しい花を咲かせたことから、いつしか椿塚と呼ばれ、それが椿姫の由来になったと伝えられています。
詳細はホームページで確認
【HP】「家康の散歩道」で検索

https://hamamatsu-daisuki.net/ieyasu/walking.html

■県西部9市町で作成 家康公ゆかりの地遠州周遊絵図
浜松市では、県西部の市町と連携して「家康公ゆかりの地遠州周遊絵図」を作成しました。この絵図には、浜松城や犀ケ崖古戦場のほか、当時「高天神を制するものは遠州を制する」と言われた要衝・高天神城(たかてんじんじょう)(掛川市)や、徳川軍が犬居城を攻撃した際に、けがをした家康公が逃げ込んだとされている、榮泉寺(えいせんじ)(森町)など9市町の城跡や寺院、神社などを地図と一緒に紹介しています。
あいちゃん:家康公ゆかりの地は近隣の市や町にもたくさんあるんだね。
みんなも足をのばして行ってみよう。
・家康公ゆかりの地遠州周遊絵図
各市町の観光部局などで配布中
詳細はホームページで確認
【HP】「出世の街浜松 かわら版」で検索

https://hamamatsu-ieyasu.com/news/

■【ピックアップ】家康伝承と浜松
◇家康公についてもっと知りたい人は…
家康公が敗北を喫した三方ヶ原の戦いから450年を迎えたことに合わせ、浜松市博物館では、市内に伝わる家康公の伝承138話をまとめた冊子「家康伝承と浜松」を2022(令和4)年9月に発行しました。掲載している伝承のうち、およそ50話を「三方ヶ原の戦い」「庶民に助けられた家康」など5つのカテゴリーに分けて紹介していて、そうめん谷と呼ばれるようになった場所や、家康公が褒美として与えた名字のことなど、地域に伝わるさまざまな伝承が掲載されています。この冊子の編集には市民およそ20人も参加し、出版物などからの伝承収集作業に携わりました。現代の浜松市民などが家康公に対してもつイメージを探る「徳川家康イメージアンケート」の結果も掲載しています!
◎博物館で販売しています
詳細はホームページで確認
【市HP】「博物館」で検索

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/hamahaku/index.html

問合せ:博物館
【電話】456-2208

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