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■とさか岩(舘山(たてやま))
舘山の西端に位置する「とさか岩」は、3つに割れた先端と赤い岩の色が鶏のとさかに似ていることから付けられた名前です。岩が赤いのは、酸化鉄を多く含んでいるためで、周辺には、とさか岩と同じようにごつごつとした岩でできた海岸があります。この赤い岩は、幾重にも重なった層のような構造をしているため加工がしやすく、浜松城の野面積みの石垣にも使われています。
舘山には、西行法師が舘山寺を参拝した際に休息して詩歌を詠んだとされる西行岩や、天気が良い日には富士山を望むことができる富士見岩などがあります。また、浜名湖の象徴として昭和12年に建立された舘山寺聖観音菩薩などもあり、拝観しながら散策を楽しむのもお勧めです。
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