■視覚以外の全身の感覚を研ぎ澄ませてプレーするブラインドサッカー(R)を知っていますか?
キーパーを除くフィールドプレーヤー全員がアイマスクを着用し、転がると音が鳴るボールを用いてプレーする「ブラインドサッカー」。パラリンピックの正式競技としても採用されています。
浜松市でも、東京2020パラリンピックに出場したブラジル選手団が事前合宿を行ったほか、新設された「LIGA.iブラインドサッカートップリーグ2022」の開幕戦が浜松アリーナで開催されるなど、浜松市でブラインドサッカーに触れることができる機会が増えています。
◇ブラインドサッカーの魅力
暗闇の中、視覚以外の感覚を研ぎ澄ませ、ボールが発する音と仲間の声を頼りにプレーするブラインドサッカー。国代表の国際大会以外であれば、アイマスクを着用することで晴眼者(目が見える人)も参加ができ、障がいのある人もない人も一緒になって楽しめるスポーツです。
▽ブラインドサッカーのルール
【監督】
チーム全体を指揮
ピッチ中盤に指示を出す
【キーパー】
晴眼者または弱視者が担う
【ガイド(コーラー)】
ゴールの位置と距離や角度を伝える
【フィールドプレイヤー4人】
アイマスクをつけてプレー
・ボールを奪いに行く時は「ボイ!」と声を出す
・転がると音が出るボール
・サイドラインには腰上の高さの壁がある
ピッチサイズ40m×20m
(C)JBFA
※詳しくは広報紙をご覧下さい
◇浜松を中心に活動する「FCコレチーボ静岡」
2019(平成31)年2月に発足した静岡県内初のブラインドサッカーチーム「FCコレチーボ静岡」。
“コレチーボ”とはポルトガル語で「一緒に力を合わせる集団」という意味で、ブラインドサッカーを通じて、たくさんの人が集まり、力を合わせて今よりも上を目指していく、という思いが込められています。
▽【interview】ブラインドサッカーを通じて伝えたいこと
アイマスクを着用したプレーヤーが、ピッチ上を自由に走り回るためには、キーパーやガイドなど目の見える人たちの協力が不可欠です。これは、障がいのある人が快適に暮らしていくために、周囲の人たちの協力や応援が不可欠であることと同じです。
ブラインドサッカーを通じて、スポーツも日常生活も、障害のある人とない人とのコミュニケーションが大切であることを多くの人に感じとってほしいと思っています。ブラインドサッカーは、視覚に障害のある人だけでなく、障がいのない人も一緒に楽しめるスポーツです。興味を持った人は、ぜひ試合会場を訪れてみてください。
FCコレチーボ静岡キャプテン 中村昌之(まさゆき)選手
■日本最高峰の試合が浜松で観戦できます!
ブラインドサッカー日本選手権準決勝ラウンド
予選ラウンドを勝ち抜いた8チームが準決勝ラウンドを戦います!
日時:2023(令和5)年1月22日(日)第1試合10:00キックオフ(最終第4試合のキックオフは16:30)
場所:サーラグリーンフィールド(浜北区平口サッカー場)
※入場は無料です。観戦を希望する人は、当日直接会場へ
【HP】「アクサ ブレイブカップ」で検索
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