記事を読み上げる
■四季折々の動植物をじっくり観察「葦毛湿原(いもうしつげん)」
葦毛湿原は、豊橋市東部にある弓張山地(ゆみはりさんち)山麓の緩斜面に広がる国内最大級の湧水湿地です。都市近郊にある湿地は全国的に珍しく、希少な動植物が生息しています。
およそ3ヘクタールの湿原には高山性植物のミカワバイケイソウやミミカキグサといった湿性植物などおよそ250種が自生し、四季折々の花を咲かせています。
現在は愛知県指定天然記念物となっている湿原ですが、6月に国指定天然記念物に指定するよう答申が出されました。
葦毛湿原は、ハイキングコースとして楽しめるほか、春と秋に2回の観察会を開催しています。9月にはシラタマホシクサが湿原一面に小さな白い花を咲かせ、見頃を迎えます。敷設された湿原内の木道に沿って、個性豊かな動植物を探してみませんか。
▽秋の葦毛湿原観察会
日時:9月4日(土)9:30〜11:30
講師:豊橋湿原保護の会
定員:30人(先着順)
申込:8月2日(月)から豊橋市文化財センター
【電話】0532-56-6060
「三遠南信ふれあいウオーク」は、浜松・豊橋・飯田の三市で共同制作しています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>