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「歴史」「文化」「自然」を活(い)かしたまちづくりに向けて浜松市文化財保存活用地域計画・1

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静岡県浜松市

■日本有数の文化財保有都市
浜名湖、遠州灘、天竜川、北遠の山々など豊かな自然環境と多彩な地形・地質に恵まれた浜松市。首都圏と関西圏のほぼ中間に位置し、古くから交通の要衝(ようしょう)であった地理的環境も相まって、特徴的な歴史文化が育まれてきました。本市の文化財の総数は900件を超え、指定文化財の件数は、全国の都市の中でもトップクラスを誇ります。
▽市内の文化財件数(7月1日現在)

■地域総がかりで後世へ継承
文化財は、さまざまな時代背景の中で人々の生活や風土から生み出され、現在まで守り伝えられてきた貴重な財産です。そこで市では、少子高齢化や過疎化といった急激に進む社会変化の中でも、文化財を適切に保存管理して、次代に引き継ぐために「浜松市文化財保存活用地域計画」を策定しました。
この計画では、「歴史・文化・自然を活(い)かしたまちづくり」を基本目標に、文化財が地域総がかりで保存・活用されていく環境を整え、後世につなぐ仕組みづくりを進めていきます。

■計画のポイント!「関連文化財群」と「文化財保存活用区域」
市内の多種多様な文化財の保護について、市民の皆さんと目指す将来像を共有し、文化財を活(い)かしたまちづくりを推進するために、「関連文化財群」と「文化財保存活用区域」を設定し、重点的に文化財の保存活用事業を実施していきます。

▽関連文化財群とは
関連性のあるテーマで個別の文化財を相互に結び付け、分かりやすいストーリーと共に紹介することで、文化財が持つさまざまな価値や魅力を明らかにします。

▽文化財保存活用区域とは
重要な文化財が多く集まるエリアを、周辺環境も含めて一体的に保存活用することで、魅力的な空間の創出につなげます。
◎具体的な取り組み内容については、次のページで紹介します。

◇「浜松市文化財保存活用地域計画」策定記念シンポジウム開催!
「文化財の保存と活用がつむぐ歴史都市・浜松の未来」をテーマに、京都府立大学教授宗田好史(むねたよしふみ)さん(浜松市出身)による基調講演や、静岡大学教授笹原恵(ささはらめぐみ)さん、京都大学教授山村亜希(やまむらあき)さんらによるパネルディスカッションなどを開催します。
日時:9月23日(木)13:00から
場所:地域情報センター(中区中央一丁目)
定員:50人(事前申込制・抽選)
申込:【ホームページ・往復はがき】8月31日(火)必着
※インターネットによるライブ配信も行います。
詳細は市ホームページで確認してください。
【市HP】「地域計画シンポジウム」で検索
この計画はホームページに掲載しています。浜松市がたどってきた旧石器時代からの歴史的背景や伝統文化、豊富な文化財を写真や地図を織り交ぜて紹介しています。
ぜひチェックしてみてください!

◎この特集に対するお問い合わせは、文化財課(【電話】457-2466)へお寄せください。

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