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令和3年度当初予算

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静岡県浜松市

◆会計別予算額

※三大地、四大地、赤佐の各財産区特別会計を含みません。
※表の金額は、表示単位未満を端数調整しています。

◆一般会計の内訳

令和3年度は、都市の将来像である「市民協働で築く『未来へかがやく創造都市・浜松』」、未来の理想の姿「1ダースの未来」の実現に向け、長期的な視野に立ち、戦略計画を核としたPDCAサイクル(※1)により、諸施策を着実に推進します。
また、ウィズコロナへの対応をはじめ、産業力の強化、子育て・教育環境の向上、健康寿命の延伸や防災・減災対策、交流人口の増大、公共施設やインフラ施設の適切な維持更新など、直面する行政課題への対応を的確に反映しました。
※1.市の政策を計画(PLAN)し、計画のもとに実行(DO)、また、実行の成果を評価(CHECK)し、次の計画を見直し(ACTION)ていく政策形成のサイクル

▽当初予算の特徴
令和3年度当初予算は、「デジタルファースト宣言」に基づくデジタル化の推進や「戦略計画2021の基本方針」の重点化テーマ「デュアルモード社会(※2)の構築で未来を“かたち”に」を実現するため、「若者がチャレンジできるまち」「子育て世代を全力で応援するまち」「持続可能で創造性あふれるまち」の「3つのまち」を創る施策に重点を置いた編成としました。
※2.デュアルモード社会:必要に応じて安全モードと経済モードの2つのモードを巧みに切り替えることのできる社会

▽予算規模
一般会計当初予算額は3501億円で、令和2年度に比べて6億円(0.2%)の増額となりました。また、特別会計、企業会計を含めた全会計合計では6434億円となりました。
全会計における令和3年度末市債残高は4531億円(市民一人あたり万円)で、令和2年度末に比べて13億円減る見込みです。

▽歳入予算
歳入予算の38.5%を占める市税収入は、所得総額および納税義務者数の減少、企業収益の縮小などにより1347億円となり、令和2年度に比べて152億円減る見込みです。
一方、市債88億円の増額、国県支出金40億円の増額、地方交付税12億円の増額(いずれも令和2年度対比)などにより、昨年を上回る規模を確保しました。

▽歳出予算
民生費では、保育所の運営、待機児童解消のための保育所などの整備や、障がいのある人への支援などに取り組みます。
教育費では、小中学校へのタブレット型端末の配備、放課後児童会の施設整備による子育て環境の向上などを進めます。
衛生費では、ワクチン接種や、発熱等受診相談センターの運営など、コロナを克服するために必要な医療・検査体制を整え、感染収束を図ります。
商工費では、ベンチャー企業に対する支援や、首都圏企業をターゲットとした誘致活動、多拠点居住・ワーケーションの推進など、感染症による社会の変化をチャンスにして産業力を強化します。
そのほか、デジタル技術を利活用したスマートシティへの基盤づくりや、第11回浜松国際ピアノコンクールの開催、福祉交流センターや中央図書館の大規模改修などに取り組みます。

◆用語解説
【予算】…例えば、家庭の収支を把握するための家計簿では、給料などが収入となり、毎日の食費、光熱水費、住居費などは支出となります。同じように、市にも収入と支出があり、その収入と支出の計画書を「予算」といいます。また、収入を「歳入予算」、支出を「歳出予算」といいます。予算は、年度ごとに決められ、毎年4月1日から翌年の3月31日までに入ってくる収入を、この期間の支出に充てることになっています。市長の作成した予算案を市議会で審議し、議決を経て成立します。
【特別会計】…市が特定の事業(国民健康保険事業、介護保険事業など)を行う場合などに、法律や条例に基づき設置した会計。
【企業会計】…病院や上下水道事業などの公共の福祉の増進を目的に経営する独立採算による事業会計。
【戦略計画】…市の重点戦略やその年度の目標を掲げ、政策や事業とともに、行財政改革や資源配分などの考え方を含めた市政全般にわたる方向性を示し、環境の変化を踏まえて毎年度策定する計画。
【一般会計】…主に市税を財源として、道路や福祉、教育など暮らしに密着したサービスや生活基盤の整備などを実施する行政運営の中心となる会計。

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