■【あなたの周りでも動き始めています!】デジタル技術の活用でこんな生活が実現する!
市では、デジタル・スマートシティの実現に向けて、事業者や市民の皆さまと連携して、さまざまな分野で取り組みを始めています。
既に実用化している取り組みや、実用化に向けて動き出している事例を紹介します。
▽自動運転車で安全・安心にお出掛け
高齢者ドライバーによる事故が増えている問題を解決するのが、自動運転のタクシーやバスです。市では、高齢化が進んでいる水窪地区で、「超小型車を用いた自動運転」の実証実験を行いました。狭い道でも走りやすい小型車で、住民の生活道路を走りました。実用化すれば、高齢者でも安心して中山間地に住み続けられます。
▽人手不足も、機械に任せて解消
農業で抱える問題の1つが、働き手の高齢化と人手不足です。そんな課題を解決してくれるのが「スマート農業」(※4)です。
市では、春野地区でスマート農業の実証実験を行っています。農業の機械化の多くは大規模な農地で行われてきましたが、春野地区は中山間部で小区画の農地が多いことが特徴。他にも鳥獣被害などの山間地特有の条件を考慮し、地域の実情に合ったスマート農業の導入に向けた検証が進んでいます。
▽オンラインで暮らしの手続き
市公式LINEでは、チャットボット(※6)システムを導入しました。24時間気軽に利用できて、まるで会話をしているかのように瞬時に答えが返ってくるのでとても便利です。
また、利用者が多い住民票の写しの請求をLINEで受け付ける実証実験を行いました。申請から手数料の支払いまで全てオンラインででき、窓口に行く必要がないので時間や混雑を気にせず手続きできます。
●LINEによる受け付けを開始!
・幼児相談や検診の予約…浜松市子育て世代包括支援センターLINEから
・連絡ごみの収集申し込み…市公式LINEから
▽家にいながら診察・薬の受け取りができる
高齢化や公共交通の衰退による通院困難や中山間地域の医師不足を解決する方法の1つに、「オンライン診療」があります。春野地区で行った「春野医療MaaS(マース)(※5)プロジェクト」では、「病院や薬局まで行かなくても、医師の診察や薬の受け取りができるサービス」の実用化に向けてオンライン診察やドローンを活用した薬の配達などの実証実験を行いました。実用化すれば、中山間地域においても医療が受けやすくなり、健康長寿なまちの実現に近づきます。
●移動車によるオンライン診療
(1)看護師が診療車で自宅前へ
↓
(2)診療車に乗り込み、オンラインで医師の診察・薬剤師から服薬指導を受ける
↓
(3)薬はドローンで配達される
▽オンライン配信で離れていてもつながる人と人
コロナ禍で、会議から帰省までさまざまな場面で大活躍のオンライン配信。画面を通して顔を合わせることで、人とのつながりを実感できます。
また、オンラインで配信することで、遠くの人やより多くの人が参加できるようになったり、現地に行かないので時間やコストの削減につながったりと、生活の効率化にもつながります。
市でも、成人式をはじめ、地域の防災訓練やイベントなどで、オンライン配信を積極的に行っています。
●市公式LINE イメージ
LINE のトーク画面に表示されるメニューから、知りたい内容を選ぶと、答えが返ってくる。
▼用語解説
※4.スマート農業
ロボットや人工知能を活用した農業のこと。
※5.MaaS(マース)
「Mobility as a Service(モビリティ アズ ア サービス)」の略。
複数の移動手段を組み合わせて、検索・予約・決済を一括で行うサービスのこと。
※6.チャットボット
「チャット」と「ロボット」を組み合わせた言葉。
人工知能を組み込んだコンピューターが人間に代わって対話する。
■国のスーパーシティに関する公募について
浜松市の提案についての意見を募集しています。
Eメールまたは郵送で企画課へお寄せください(3月12日(金)必着)。
提案は市ホームページ、企画課、各区役所で閲覧できます。
【市HP】「スーパーシティ」で検索
【E-mail】kikaku@city.hamamatsu.shizuoka.jp
◎この特集に関するお問い合わせは、企画課へ
【電話】457-2241
<この記事についてアンケートにご協力ください。>