◆浜松市は全国でも有数の「ホオズキ」の産地です!
昭和23年に北区引佐地区で栽培が始まったホオズキ。ボリューム感のある実は色が鮮やかで形も良いことから市場での評価がとても高いそうです。
浜松市が全国でも有数のホオズキの産地だということを知らない人も多いことから、毎年7月には生産者が中心となって「いなさほおずき市」を開催しています。また、浜松湖北高等学校では、「食用ほおずきプロジェクト」と題して、食用ホオズキを使ったお菓子の開発や販売など、地域をあげて、ホオズキを知ってもらう活動が行われています。
ホオズキは、お盆の時期となる7〜8月に出荷の最盛期を迎え、主に東京や中京圏などへ出荷されます。
ホオズキは漢字で「酸漿」や「鬼灯」と書きます。「酸漿」はホオズキが古くから薬草として利用されていたことから生薬の名に由来し、「鬼灯」は赤い実が提灯に見えることに由来します。お盆のときに先祖が家族のもとに帰ってくるときの目印となる提灯の代わりとして、盆棚に飾るそうです。ほおずき市の歴史は東京・愛宕(あたご)神社の千日参りの縁日で薬草として売り出したのが始まりとされていて、その後、各地に広がりました。
浅草の夏の風物詩として多くの人でにぎわう東京・浅草寺の「ほおずき市」では、浜松産のホオズキも店先に並びます。
※令和2年の「いなさほおずき市」は、新型コロナ感染拡大防止のため中止しました。
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