文字サイズ

【特集】新しい観光スタイルのすすめ・1

4/36

静岡県浜松市

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、多くの人が移動を控える中、密閉・密集・密接の3密を避け、自宅近くで楽しむ新しい観光スタイルが注目を集めています。
今こそ市内を観光して、浜松の魅力を再発見してみませんか。

◆コロナ禍の影響
全世界で感染が拡大し、いまだ収束の見通しが不透明な新型コロナウイルス。観光庁の宿泊旅行統計によると、今年4月に国内のホテルや旅館などを利用した宿泊者は、およそ1079万人と、前年の同じ月と比べて76.8%も減少しました。これは、統計を取り始めた平成19年以降最大の減少幅です。経済活動を再開する動きもみられてきていますが、予断を許さない状況であることに変わりはありません。多くの人が外出を控える中、観光業は、かつてない危機に直面しています。

◆新しい観光スタイル
このような状況の中、観光業界では新たな観光スタイルに注目が集まっています。それが、星野リゾート代表の星野佳路(よしはる)さんが提唱する「マイクロツーリズム」です。
「マイクロツーリズム」とは、3密を避け、自宅から15分~1時間程の距離の地元で、安全に、安心して楽しく観光しようというものです。県をまたぐような移動がないため、感染拡大のリスクの低減が見込まれます。また、地元にいながらも非日常を味わうことができ、ストレス解消を図る手段の一つにもなります。

◆キーワードは「開疎(かいそ)」
感染拡大を防ぐため、人と人との距離を保つことは社会の新たな生活様式として私たちの日常に浸透しつつあります。このような社会の変化を、安宅和人(あたかかずと)さん(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス環境情報学部教授)は「開疎化」という言葉で表現しています。コロナウイルスと共生する社会では、「密閉」ではなく「開放」された状態で、「密」ではなく「疎」な空間が求められるようになるというものです。
「開疎化」した社会では、例えば余暇の過ごし方は、山や海でのハイキングやサイクリング、広い公園で散策や運動などといった、屋外の開放的な環境下での活動がより選ばれるようになると推測されます。

◆今こそ地元浜松を観光しよう
私たちの地元浜松は、この「開疎」の環境で観光を楽しむことができる絶好の地であることにお気付きでしょうか。北は赤石山脈、東は天竜川、南は遠州灘、西は浜名湖と、四方を異なる自然に囲まれ、一年を通じて温暖で、数多くの景勝地に恵まれています。自然そのものを季節ごとに楽しむこともでき、マリンスポーツやサイクリングなどのアウトドアレジャーを楽しむこともできます。また、観光庁が国際的な観光地づくりに向けて認定した観光圏に中部地方で唯一「浜名湖地域」が選ばれるなど、浜松市は観光地として高い可能性を有しています。
今こそ地元に目を向け、浜松の魅力を再発見してみませんか。

▽「#浜松観光」のハッシュタグをつけて、SNSで発信しよう
ハッシュタグとは、SNSで使われている、文頭に「#(シャープ)」をつけたキーワードのことです。
あなたの見つけた浜松の魅力も、「#浜松観光」とハッシュタグをつけて、SNSに投稿してみてください!

▼浜松の魅力を探してみて!
私は高校生まで浜松で育ちました。地元を離れて世界中の絶景を巡り、それを発信する仕事をする中で、今まで知らなかった浜松の魅力を発見することができました。
私のお気に入りスポットは、天竜浜名湖鉄道のスローライフトレインと都田駅です。車内も駅舎内もマリメッコ※一色で、北欧を旅した気分に浸れます。
絶景スポットでは、今回の表紙でもある秋葉神社の上社がおすすめです。ここは、私のYouTubeチャンネルでも紹介しています。青空を背景に金の鳥居が作り出す絶景は、標高866mまで登ったあとの最高のご褒美だと思っています。
最近は観光をしながら撮影した写真をSNSで発信する人も増えています。そのような情報は、素敵な場所に出会う大きな手掛かりになりますので、皆さんも浜松の魅力を発見し、ぜひ発信してみてください。
※鮮やかな色と大胆なプリント柄デザインが人気のフィンランドのブランド

○詩歩さん
国内外の絶景を巡る絶景プロデューサー。書籍「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」の著者

◎この特集に対するお問い合わせは、観光・シティプロモーション課へお寄せください。

問合せ:観光・シティプロモーション課
【電話】457-2293

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

       

広報プラスーはままつー

MENU