文字サイズ

【特集】豊橋・浜松・飯田市合同企画 カレーで三遠南信をいただきます・2

2/32

静岡県浜松市

【遠州】浜松市
■山育ちのアワビを味わって!アワビカレー
中山間地域の活性化につなげようと、市とNPO法人がんばらまいか佐久間が始めたアワビの養殖。佐久間町の豊富で良質な水を生かしたこの取り組みは、開始から5年目を迎え、少しずつ規模を拡大し、現在およそ3千匹ものアワビを養殖するまでになりました。「アワビに適した設備や餌など、養殖のノウハウは日々の試行錯誤から培ったもの」と事務局長の河村さんは語ります。
佐久間町の水で育った養殖アワビは、天然に劣らない肉質と旨味があります。このアワビを丸ごと1個のせたアワビカレーは、JR飯田線中部天竜駅に近い「いどばた」で提供しています(予約制)。アワビを気軽に、かつ、見た目のインパクトも楽しんでもらおうと考案されたアワビカレーを目当てに、遠方から訪れる人も多く、佐久間の魅力の一つになっています。

▽酒蒸しにしたアワビには、バターとニンニクを合わせた肝ソースがかかっています。見た目、香り、味でアワビを楽しめる一品です。

▽旧給食センターを養殖場にして「アワビのまち佐久間」を目指して取り組んでいます。
NPO法人がんばらまいか佐久間 事務局長 河村秀昭さん

▽佐久間の魅力は澄んだ空気と水!佐久間ダムなどの観光と合わせて、ぜひ遊びに来てください。
店員 村川保子さん、馬場真弓さん

問合せ:いどばた
天竜区佐久間町中部
【電話】965-0141
※アワビカレーは要予約(第1・3日曜日に10食限定で提供)

■浜名湖産のマダコが入ったシーフードカレー
浜名湖といえばウナギが有名ですが、ほかにも栄養豊富でおいしい魚介類が数多く獲れます。
舞阪漁港のすぐそばにあるLaLa(ララ)カレーでは、クルマエビやワタリガニを食べて育った栄養満点のマダコや、身が大きくミネラルをたっぷり含んだ牡蠣(カキ)(冬季限定)など、浜名湖の恵みを、本格スリランカカレーで味わうことができます。
浜松は外国人が多く住むまち。店主の廣畑さんも、幼少期から外国人と触れ合う機会が多く、外国の料理が身近だったこともあり、食を文化交流の入り口にしたいという思いがあります。スリランカで特別に調合したスパイスを使い、外国人にも日本人にもおいしいと言ってもらえる味を作り上げました。

▽一緒に盛り付けられたご飯や数種類のおかずと混ぜ合わせて食べるのがスリランカスタイル!

▽スッポンなど浜名湖の食材を使ったメニューを開発中です。
店主 廣畑秀明さん

問合せ:LaLaカレー
西区舞阪町舞阪
【電話】523-6567
浜松パワーフード応援宣言店です。

【南信州】飯田市
■狩猟文化の継承 鹿肉(しかにく)カレー
遠山郷には、「布団を質(しち)にいれても山肉を食え」という伝統語録があり、「駆除」ではなく「生計を立てる」ことが目的の狩猟文化が現在も継承されています。
肉の鈴木屋では、鹿の場合、里山より奥の近山・奥山で山獲りしたものを扱っています。また、一般的には一頭から8kgほどの肉を食用に使うところ、なんと30kgほどを使います。頂いた命を余すことなく有効に扱うため、焼肉用の「鹿ジン(味付け肉)」のほか、レトルトカレーの「鹿肉カレー」が開発されました。カレーでもジビエを堪能できます。

▽歯ごたえが特徴的な鹿肉を柔らかく煮込み、地元産のヒラタケシメジなどたくさんの具材を入れていて、マイルドな味わいです。

▽せっかく命をいただくもんで、いろんな食べ方を考えて無駄なく使います。
親方 鈴木理(まさし)さん

問合せ:有限会社肉の鈴木屋
飯田市南信濃和田
【電話】0260-34-2222

■地元食材でつなぐ 信州味噌(みそ)入りカレー
カレー専門店の開業に向けた試行錯誤の中、地元食材の活用にこだわり、「信州味噌」を使った「信州味噌入りカレー」が完成しました。信州味噌は、淡色でさっぱりとした旨味を持つ味噌で、さまざまな料理の調和の役目を果たすことから、スパイスと食材の仲を取り持つ最高の下支えとして使われています。
インド風のカレーでありながら何となく親しみを感じる裏には、信州味噌が織り成すスパイスの一体感と、「信州味噌を使うことによって、スパイスと食材だけでなく、カレーと人、人と人をつなげる下支えになれたら」という尾沢さんの思いがあります。

▽全てのカレーに信州味噌を使っています。定番のチキンカレーと甘口のミニハンバーグカレーを一度に食べられる「どっちもカレー」がおすすめです。

▽店自体が“みそ”になって、たくさんのつながりができることを願っています。
店主 尾沢あきらさん

問合せ:カレーの大原屋
飯田市羽場権現(はばごんげん)
【電話】0265-21-0739

■日本一の焼肉の街飯田 焼肉の〆(しめ)のキーマカレー
飯田市は、人口1万人当たりの焼肉店舗数が日本一です。「焼肉の街」を多くの人に知ってもらい、地元内外から飯田を盛り上げようとこのカレーが開発されました。開発者の中田さんは、1888年創業の老舗味噌屋で商品開発などに取り組む一方、カレー研究家としても活動しており、地元愛とカレー愛を見事に融合させました。このカレーは、飯田の焼肉で定番の「マトン(羊肉)」が使われ、自社製造の辛味噌が味の決め手になっています。また、「〆(しめ)用」ですので、お茶わん一杯分の量になっており、小腹が空いたときにも最適です。飯田市内の精肉店などで購入できます。

▽カレー・オブ・ザ・イヤー2019ご当地レトルトカレー部門受賞!食べやすくミンチしたマトンの絶妙なクセがやみつきになります。

▽生まれ育った地域の文化を全国に発信するツールとして開発しました。
営業企画部長 中田泰雄さん

問合せ:マルマン株式会社
飯田市大通
【電話】0265-22-1234

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

       

広報プラスーはままつー

MENU