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【出世大名家康くんのおでかけ日記】家康くんと一緒に、浜松の注目スポットをチェック!

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静岡県浜松市

■今月のテーマ
古墳めぐり
家康くん:これまで市内で確認された古墳の数は累計どのくらいかご存じかのう?なんとおよそ1700基なのじゃ。今回は、気軽に出掛けられそうな古墳を3カ所、紹介するのじゃ!

◆つみいしづか広場(二本ヶ谷積石塚(にほんがやつみいしづか)群)
県内唯一の石積みの古墳群
DATA:
・年代…5世紀ごろ
・形式…方墳(積石塚)
「積石塚」とは石を積んで造られた古墳で、全国的にも珍しい構造です。渡来人の墓と推測され、この付近に渡来人の集団が暮らしていたことがうかがえます。渡来人は、中国や朝鮮半島から移り住んだ人たちで、須恵器(すえき)や鉄製の農具などを日本に伝えました。つみいしづか広場では古墳群のうち6基の積石塚を再現。遊歩道を散策しながら、歴史を感じることができます。
場所:浜北区染地台五丁目

▽市民ミュージアム浜北
館内の歴史資料館に、二本ヶ谷積石塚群のほか、浜北地域の遺跡から出土した考古資料を展示しています。

浜北区貴布祢291-1
【電話】586-7310
時間:午前9時〜午後5時
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始

◆見徳(けんとく)古墳
中に入れる古墳
DATA:
・年代…7世紀ごろ
・形式…円墳(横穴式石室)
都田総合公園北側の駐車場(わんぱくゲレンデの近く)から歩いてすぐの墓地の中にあります。円形の古墳で、石室の中に入ることができます。石室は高さが2mほどの空間で、大人でも立つことができます。この古墳に葬られた人は、都田地区の有力な豪族の一員だと考えられています。
場所:北区都田町

▽地域遺産センター
地域遺産の調査や保護、活用を行う施設です。現在は常設展「戦国の井伊谷」と通常展「奥浜名湖の遺跡と文化財」を開催中!都田地区の古墳から出土した埴輪などを展示しています。

北区引佐町井伊谷616-5
【電話】542-3660
時間:午前9時〜午後5時
休館日:月曜日(祝日の場合は火曜日)、年末年始、展示替えなどで臨時休館あり。スケジュールはHPで確認。
【市HP】「地域遺産センター」で検索

◆光明山(こうみょうさん)古墳
市内で最大の前方後円墳
DATA:
・年代…5世紀中ごろ
・形式…前方後円墳
天竜区山東の丘陵上にある市内最大の前方後円墳で、今年、国の史跡に指定されました。全長は83m、高さは8mほどあります。この規模から、葬られた人物は、当時県内でも随一の豪族だったと推測されています。
場所:天竜区山東

□発掘のプロに聞く!古墳初心者講座
私が答えます
地域遺産センター 川西啓喜

質問1:そもそも古墳って何だろう?
古墳は当時の有力な豪族を埋葬したお墓です。土を高く盛り上げて造られ、豪族の亡きがらは古墳の内部に造られた埋葬施設に葬られました。埋葬施設には、時代ごとに特色のある副葬品も一緒に納められました。

質問2:古墳が造られたのはいつ頃?
3世紀中頃から7世紀頃にかけての古墳時代に造られました。

質問3:古墳はどんな場所に造られたの?
多くは、丘陵上や台地の先端などの眺望のよい場所に造られています。古墳は、葬られた人の権力の象徴であるため、平地や交通の要所からよく見える高台を選んだと考えられます。

質問4:古墳にはどんな形のものがあるの?
古墳にはさまざまな形がありますが、かぎ穴の形をした前方後円墳、丸い形をした円墳などが広く知られています。市内では、これらの他に前方後方墳と方墳が確認されています。

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