■能登半島地震を踏まえた災害保健医療体制の向上
能登半島地震を踏まえて、災害保健医療体制を向上させるための訓練や研修を実施します。災害時に保健・医療・福祉が連携して対応できるように研修を実施するとともに、新たに国が導入した保健医療福祉活動支援システム(D24H)を活用して本部運営訓練を実施します。
医療機関との連携強化では、医療関係者との情報伝達訓練や病院、医療関係団体と連携した医療救護訓練を実施します。
また、地域の自助・共助力を高めるため、災害時に地域で活動する看護師を養成する研修会を開催します。
(健康医療課)
■「ウエルネスシティ(予防・健幸(けんこう)都市)」の実現
浜松市は、厚生労働省の研究による「大都市別の健康寿命」において、男性・女性ともにトップクラス、また日本有数のものづくり都市としての産業力、産学官民の連携力などの強みを有しています。浜松ウエルネスプロジェクトでは、これらの強みを一層進展させ、市民が病気を未然に予防し、健康・長寿で幸せに暮らすことができるとともに、地域の産業などの発展を市民の健康が支えるウエルネスシティ(予防・健幸都市)の実現を目指します。「市民の健康増進」、「地域企業の健康経営」、「ヘルスケア産業の創出」を3本の柱とし、2つの官民連携プラットフォーム(浜松ウエルネス推進協議会、浜松ウエルネス・ラボ)を核に、さまざまな取り組みを進めています。
(ウエルネス推進事業本部)
1 産学官民の連携の取り組み
市民の健康を増進し、健康寿命の延伸を図るため、浜松ウエルネス推進協議会では、「食」、「健康経営」、「予防」、「運動」の4つの部会を設けて活動しています。2024(令和6)年度、「食」部会では、「働き盛り健幸クッキング教室」を開催し、野菜摂取量測定や管理栄養士による講座、調理実習等を実施しました。「健康経営」部会では、企業・団体の健康経営担当者を対象とした健康経営啓発セミナーの開催や、2025(令和7)年2月15日(土)「元気アップ!健幸フェスティバル」において、市民向けの「健康経営ブース」を出展しました。「予防」部会では、ご当地体操として「はままつ健幸たいそう」を開発し、TV番組「推しはま」での放送や、大規模商業施設で来場者とともに実演するなど、周知を図りました。「運動」部会では、「まちなかウエルネスイベントラリー」でのブース出展やビジネスピッチなどを行いました。
2 はままつ健幸クラブアプリ
2022(令和4)年10月に運用を開始した、浜松市公式ヘルスケアアプリ「はままつ健幸クラブ」には、ウォーキングの歩数を記録・グラフ化してランキング表示する機能、体重や血圧、健診の結果を手入力できる機能、リアルウォーキングコースの完歩を記録できる機能があります。このほか、ウエルネスに資するイベントに参加することなどで、健幸ポイントを獲得し、獲得した健幸ポイントを使って、地場産品やデジタルギフトが当たる抽選に参加できます。
また、アプリのプッシュ通知機能を活用して、ウエルネス関連イベントなどの情報を配信しています。
3 浜松市が健康経営優良法人認定2025を取得
浜松市は政令市初・静岡県内自治体初の「健康経営優良法人2025(大規模法人部門)」に認定されました。健康経営優良法人認定制度とは、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する「健康経営」に取り組んでいる特に優良な企業などを認定するもので、2016(平成28)年に経済産業省が制度を創設し、日本健康会議が認定機関となる顕彰制度です。
引き続き、「ワーク・ライフバランスの推進」や「働きやすい職場の整備」、「心身の健康維持・増進のための活動」に資する取り組みを通じて、職員の健康と安全を確保し、いきいきと働く環境を整えることで、市民サービスの向上に繋げていきます。
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