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特集 守りたい。生物多様性(2)

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静岡県浜松市

■生物多様性を守るために私たちができること
生物多様性を守るために、私たちができることはたくさんあります。自分の生活が、自然や生き物とつながっていることを意識して、身近なところから始めてみましょう。

◇STEP1 身近な自然を守る意識を持とう
・木や花を大切にしよう
木や花がないと生きていけない動物がいます。

・プラスチックごみのポイ捨ては絶対にやめよう
プラスチックごみを餌と間違えて食べてしまい、死んでしまう野生動物がいます。

◇STEP2 身近な自然に触れよう
・自然観察に出掛けてみよう
地域の自然、生き物の観察に出掛けてみよう。実際に自然に触れることで、私たちの暮らしとのつながりを意識するきっかけになります。

今月の表紙は、緑化推進センターみどり〜な(中央区大塚町)で自然観察をする子供たちの様子です。

◇STEP3 環境にやさしい生活をしよう
・地元で採れた作物を食べよう
地産地消や旬の食材を食べることは、輸送・生産に必要なエネルギーを削減し、地球温暖化を防止することにつながります。

・環境に配慮した商品を選ぼう
環境に配慮されている商品の目印として、「環境ラベル」があります。価格や品質だけでなく、環境のことを考えて商品を選びましょう。

◆環境ラベルの例
・FSC(R)認証制度
・マリン・エコラベル・ジャパン
・レインフォレスト・アライアンス認証

環境ラベルについて、詳しくは環境省ホームページをご覧ください。
【HP】「環境ラベル」で検索

https://www.env.go.jp/policy/hozen/green/ecolabel/

■生物多様性Q and A
浜松市環境学習指導者として、主に市内の幼稚園、保育園、小学校などで環境に関する講座を行っている寺田智成(ともなり)さんに聞きました。

Q 浜松市の生物多様性についてどう考えていますか?
A 海、川、山、湖と、まさに「なんでもある」市です。ここまで多様な自然環境があるのは珍しいと思います。自然豊かだからこそ、森林整備や、海岸清掃など、生物多様性を守るためにやるべきこともたくさんあると思っています。

Q 浜松にはどんな外来種の植物がありますか?
A セイヨウタンポポが最も身近かもしれません。在来種のニホンタンポポと違い、花の下の緑の部分が反り返っていることが特徴です。タンポポを見つけたら、観察してみてください。

■生物多様性を守る人たち
市内には、生物多様性の損失について危機感を持ち、生物多様性を守る活動や、その重要性を伝える活動をしている人たちがいます。今回取材した、昆虫食倶楽部の夏目恵介さんもその一人です。

◇生物多様性を守るために行動できる人を育てたい
夏目さんは、外来種が生態系を破壊していることに問題意識を持ち、7年ほど前から、佐鳴湖を中心に外来種駆除の活動を始めました。7年間で捕まえたアカミミガメの数はなんと1400匹以上。これだけ捕まえても、まだまだたくさんいるとのこと。
活動を続ける中で、生物多様性について深く学びたいと考えるようになったそうです。今では、生物多様性を守るために行動できる人を育てたいという思いで、主に中学生・高校生を対象に、専門家を招いて生物多様性について学ぶ講座「ガチ!生物多様性塾」を開いています。講座では、座学だけでなく、自然と触れ合うフィールドワークを盛んに行っています(中央区の安間川で行われた生き物調査の様子を下段で紹介しています)。

◇楽しみながら、生物多様性について学び、守る
生物多様性について理解を深めるためには、実際に自然に触れることが大切だと言います。例えば、川に入ってどんな生き物がいるのか調べたり、見つけた生き物たちの「違い」を探したりすることで、自然と生き物、そして私たち人間がつながりあっていることに気付くきっかけになります。「まずは自然に触れて、その楽しさを知ってほしい。そこから、生物多様性は他人事ではなく、自分たちにも深く関わる問題なんだと知ってもらえたらうれしい。」そう夏目さんは語ります。

昆虫食倶楽部 夏目恵介さん

■安間川で行われた生き物調査を取材しました!
4月下旬に行われた調査に同行。参加者たちは、安間川にはどんな生き物がいるのか、網を片手に調査しました。今回調査した範囲では、コイが多く、砂の中に生息するヤゴなどの昆虫が少ないという結果に。調査後の意見交換では、コイが砂を巻き上げて餌を食べる影響で、昆虫が少ないのでは?という意見もありました。

◇参加者の感想
小さい頃から生き物が大好きで参加しました。メダカは流れのない田んぼや用水路にしか生息していないと思っていましたが、流れのある安間川でも見つけました。実際に川に入って調査したことによって、多くの気付きがありました。
浜北西高等学校 柴山蓮さん

Q 私たちに身近な、絶滅が危惧される生き物はいますか?
A 浜松ではウナギの養殖が盛んですが、実は、ニホンウナギも国際自然保護連合(IUCN)により絶滅危惧種に指定されています。ウナギの養殖には稚魚(シラスウナギ)の採取が必要です。私たち市民にとって、身近な問題だと思います。

▽子供たちに講義する 寺田智成さん
生物多様性に関する問題は、いろいろな要素が複雑に絡み合っていて、理解しにくい部分も多いですが、一人一人が自然を大切にしようという意識を持って生活してくれたらうれしいです。

◎この特集に関するお問い合わせは、環境政策課(【電話】453-6149)へ

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