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特集 守りたい。生物多様性(1)

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静岡県浜松市

生物多様性の損失は、私たちの暮らしに関わる身近な問題です。あなたも生物多様性について考えてみませんか?

■生物多様性に危機が訪れています
地球上では、1年間におよそ4万種もの生き物が絶滅しており、そのスピードは日々加速し続けているといわれています。そして、その主な原因は私たち人間の活動によるものです。急速な生物種の絶滅は生態系のバランスを崩し、このままでは、いろいろな命とつながりあって生きている私たちの生活も成り立たなくなってしまいます。

「静岡県レッドデータブック」によると、県内で特に絶滅のおそれのある種の割合が多いのは、両生類(28%)、淡水魚類(17%)などです。

出典:生物多様性はままつ戦略2024から抜粋

◆人間の活動によって生物多様性に迫る4つの「危機」
▽生息地を奪う開発や乱獲
過剰な開発や、鑑賞・商用利用による乱獲により生態系が破壊されています。

▽手入れ不足
里地里山などが手入れできずに放置され、自然環境の質が低下しています。

▽外来種の持ち込み
人間が持ち込んだ外来種が、在来種の生息場所を奪い、生態系をかく乱しています。

▽気候変動
高山帯が縮小したり、海面温度が上昇したりすると、多くの生き物が影響を受けます。

◆生物多様性ってなに?
全ての生き物は直接的または間接的につながりあって生きており、それぞれ異なる個性を持っています。生物多様性とは、このような生き物たちの「つながり」と「個性の違い」のことを表す言葉です。地球上には、未知のものを含めおよそ3,000万種の生き物がいるといわれています。

■生物多様性と私たちの暮らし
生物多様性と私たちの暮らしにはどのような関係があるのでしょうか。普段の生活ではあまり意識しないかもしれませんが、私たちの暮らしと生物多様性は密接に関わっています。例えば私たちが呼吸できるのは、植物が酸素を供給してくれるからです。生活に必要な衣類は、綿や羊毛、石油などから作られています。いろいろな種類の食材で食卓を彩ることも、生物多様性が豊かでなければできません。生物多様性の損失がこのまま進めば、近い将来、あなたの好きな食べ物がスーパーなどで買えなくなってしまう日が来るかもしれません。

■浜松市の生物多様性
遠州灘海岸、浜名湖、天竜川、三方原台地、南アルプスなど、多様な自然環境を有しており、さまざまな生き物が暮らしています。ギフチョウ、ヤリタナゴなど絶滅が危惧される生き物も多く、本市においても生物多様性を守ることは大きな課題です。

■生物多様性はままつ戦略2024
市では、市民・事業者・市が連携して生物多様性の保全に取り組むため、「生物多様性はままつ戦略2024」を新たに策定しました。この戦略では、目指す将来像として、「海から山まで多様な生物と人々の暮らしが共存する都市〜はままつから、“※ネイチャーポジティブ”へ〜」を掲げています。

※ネイチャーポジティブとは、生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せることを意味します

■生物多様性による4つの「恵み」
▽供給サービス
食料、木材、医薬品など、私たちの暮らしに欠かせないものを供給してくれます。

▽文化的サービス
地域独自の伝統文化など、地域の自然や生態系をもとに、私たちの文化は育まれています。

▽調整サービス
山の木々が二酸化炭素を吸収したり、土砂崩れを防止したりすることで、私たちの安全・安心な暮らしが守られています。

▽基盤サービス
酸素の供給、水の循環、豊かな土壌、安定した気候など、生命の生存基盤を生み出しています。

生物多様性はままつ戦略2024
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kankyou/env/tayousei/senryaku-index.html

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