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特集 リノベーションまちづくり〜ほしい暮らしは自分でつくる〜(1)

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静岡県浜松市

「何かを変えたい」「こんな場所があったらいいな」そんな思いでまちに関わる「市民プレイヤー」が浜松には増えています。ほしい暮らしや、住みたいまちを自分自身でつくりませんか?

リノベーションとは、老朽化した建物を取り壊さず、新しい使い方で活用し、新たな価値を生み出すことです。そして、リノベーションの手法を用いて、空き家や公共空間など、今ある地域資源を再生し、周辺エリアを変えていくことを「リノベーションまちづくり」といいます。新しい商店をオープンさせたり、人が集まる空間を作ったりすることで、産業の振興、雇用の創出、地域の活性化につながります。市では「ほしい暮らしは自分でつくる」を合言葉に、2014(平成26)年から官民連携でリノベーションまちづくりに取り組み、空き家などの遊休不動産の新しい活用方法を市民が主体となって考え実践し、それを行政がサポートしています。市民が主体となり、今あるものを活用することによって、行政主導のまちづくりに比べて柔軟性やスピード感を持って新しい事業を展開することができます。「何かを変えたい」「こんな場所があったらいいな」そんな皆さんの思いの実現につながっています。

■まちの未来を考える「リノベーションスクール」
リノベーションスクールは市が行うサポートの一つで、実際の空き物件を題材に、その物件の新しい使い方を考え、周辺エリアの再生を目指す実践型のスクールです。リノベーションの専門家やスクール卒業生を講師に招き、集まった仲間とともに、まちの未来や事業プランを考えます。土・日曜日を利用した3〜4日間の日程で、最終日には物件オーナーや地域住民に向けて事業プランを発表します。スクールが終わった後も事業を進めることを前提として行うため、発表の内容は受講生の事業やまちに対する熱い思いだけではなく、資金計画なども含めた具体的で実現可能性の高い内容となります。これまで、さまざまな職業や年代の人がこのスクールに参加し、数多くの事業プランを実現しました。また、スクールを通じて、積極的に地域と関わり、まちづくりを行う「市民プレイヤー」が増えています。4・5ページでは、スクールをきっかけに実現した事例を紹介します。

■リノベーションスクール卒業生インタビュー
◇一歩を踏み出すきっかけに
・リノベーションスクールに参加したきっかけはなんですか?
16年勤めた金融機関を退職し、自分の今後の人生について悩んでいた時期に、「広報はままつ」でリノベーションまちづくりに関する記事を読んだことをきっかけに興味を持ち、「何か新しいことがしたい」という思いでスクールに参加しました。

・参加してどうでしたか?
「これからどうしたいの?」「何やりたいの?」とスクール中に何回も聞かれました。大人になってからは聞かれることがなかったことなのでとても考えさせられました。
スクール参加が自分のこれからの生き方を考えるきっかけになり、今は自分のほしい暮らしを実現しています。

・今後、地域とどう関わっていきたいですか?
今年の7月に家守(やもり)会社※を設立しました。地域の空き家の管理者として、建物自体を長く利活用できるようにサポートしていきたいと思っています。使われていない空き家を価値あるものとして、次の世代に残せるような活動をしたいです。空き家に関するご相談、リノベーション・修繕などの施工も承ります。

◇柳本 茉希(まき)さん
2020(令和2)年11月に第8回リノベーションスクール@浜松に参加。2023(令和5)年3月、中区北田町にカフェ「gramme(グラム)」をオープン。2023(令和5)年7月に家守会社「株式会社浜松家守舎キュウ」設立。

※江戸時代に借地・借家を管理してまちづくりを行った人を「家守」といいます。家守会社は、空き家のオーナーと入居事業者をつなぐ役割をしたり、地域のイベントや公共空間の管理をしたりする「現代版の家守」です

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