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【特集】あなたの「気付き」がヤングケアラーの未来を変える・2

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静岡県浜松市
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■静岡県ヤングケアラー実態調査結果
ヤングケアラーに対する支援策を検討するため、静岡県内の小学5年生から高校3年生までと通信制の生徒を対象に実態調査を実施しました。
このうち、浜松市分(5万3101人)の結果を見ると、4・6%(2417人、およそ22人に1人)が、家族の世話をしていると答えています。
家族の世話の中には、過重な負担でない「お手伝い」なども含まれていると考えられますが、世話をしている子供の22・6%※(546人、およそ4人に1人)が何らかの影響が生じていると答えていて、「進路の変更を考えざるを得ない、もしくは進路を変更した」「学校に行きたくても行けない」など深刻な影響を受けている子供がいることも確認されました。
※回答者2,417人から「特にない」「不明(無回答)」と回答した人を除いた人数

◇静岡県ヤングケアラー実態調査(浜松市分・抜粋)
・(設問2)あなたが行っているお世話の内容はどのようなものですか。あてはまるものすべてに○をつけてください。

・(設問6)あなたがお世話を行うことであてはまることはありますか。あてはまるものすべてに○をつけてください。

http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kosodate/young-carer.html

◎厚生労働省の発表しているヤングケアラーに関する調査研究事業の結果は、こちらから確認できます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/young-carer.html

■気付くことの必要性
静岡県が実施した実態調査のうち浜松市分の結果を見ると、家族の世話をしている子供の69・7%(1685人)が特に影響がないと答えています。
しかし、何らかの理由で状況が変わり、家事や家族の世話などの負担が増えることで、日々の生活に影響が出る可能性があります。
適切な支援につなげるためには、子供の心と体の不調に、自分自身や周りの大人が、気付く必要があります。
▽ヤングケアラーへの影響
・友人関係への影響
友人などとコミュニケーションを取れる時間が少ないなど
・学業への影響
遅刻・早退・欠席が増える、勉強の時間が取れないなど
・就職への影響
自分にできると思う仕事の範囲を狭めてしまう、自分のやってきたことをアピールできないなど

■ヤングケアラーかな?と思ったら
ヤングケアラーの中には、自分が担っている家庭内の役割が当たり前のことだと感じている子供や、大切な家族のために自ら家族の世話などをしている子供もいます。また、家族のことを知られたくないと思っていたり、支援を受けることを恥ずかしいと思っていたりするかもしれません。このため、否定したり、逆に過度に評価したりすることは、子供を傷つけることにつながる可能性があるので注意が必要です。
もし、ヤングケアラーかな?と気になる子供がいたら、まずは、子供の声をよく聞いてあげてください。そして、「あなたは1人じゃないよ」「困った時には助けを求めていいんだよ」という気持ちを伝え、何かあった時に頼ってもらえる関係を築くことを意識してください。ただし、緊急性のある場合や、本人が支援を望んでいる場合は、関係する支援機関や下記の相談窓口に相談してください。

◇支援体制について
ヤングケアラーは、外部からの発見が難しいため、支援が必要な子供の把握が困難な状況にあります。
こうしたことから、浜松市では福祉関係事業所などに関心を高めてもらうため、啓発活動に取り組んでいくとともに、地域や支援機関、行政などが連携した相談支援体制の充実を図っていきます。
(相談窓口)
〇子供・家庭に関すること
・子育て支援課【電話】457-2793
・各区社会福祉課
〇生活困窮に関すること
・福祉総務課【電話】457-2032
・各区社会福祉課(中区は生活福祉課)
〇障害福祉サービスに関すること
・障害保健福祉課【電話】457-2863
・各区社会福祉課
〇高齢者の介護に関すること
・高齢者福祉課【電話】457-2361
・各区長寿保険課
〇学校生活に関すること
・教育総合支援センター【電話】457-2424
〇青少年の悩みに関すること
・若者相談支援窓口「わかば」【電話】454-4848

◎ヤングケアラーの中には、誰かに相談しようとする発想や、話そうとする気持ちにならない子供もいます。子供が子供らしい生活を送るためには、周りの大人の「気付き」が必要です。
◎家族(かぞく)を支(ささ)えている子供(こども)の皆(みな)さん。
家族(かぞく)のお世話(せわ)が大変(たいへん)な時(とき)は、周(まわ)りの人(ひと)に相談(そうだん)していいんだよ。
何(なに)ができるか一緒(いっしょ)に考(かんが)えるから、一人(ひとり)で悩(なや)まないでね。
◎この特集に対するお問い合わせは、子育て支援課へお寄せください。
【電話】457-2793

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

       

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